シュタイナー学校 オイリュトミー発表会
先週は12年生演劇がありました。
同じ日の午前中に、ルドルフ・シュタイナー・ハウスで、学校のオイリュトミー発表会がありました。
ルドルフ・シュタイナー・ハウスはロンドンのリージェンツパークのすぐ横。シャーロックホームズゆかりのベーカーストリート駅が最寄駅。
英国人智学協会のボスだった建築家によるシュタイナー建築です。シュタイナーの没後、第一次大戦と第二次大戦の間の1920年代ー30年代に建てられたもの。
中のようすは、GOOGLE画像検索結果でお楽しみください。↓
何しろパンデミックさわぎで、この恒例のオイリュトミー発表会も3年ぶりの開催。
低学年から高校生までのパフォーマンスが発表されました。
※ パフォーマンスは写真撮影できないので、写真なし。想像力でおぎなってくださいませ。(←無理があることは承知ですが・・・)
10年生のベートーベン、ピアノコンチェルト第4番。なかなか良かった。
生徒たちがこの曲を選び、これをやりたいと言い出した。先生は、「こんな大作は無理よ」という。どうしてもやりたいという生徒たちに、じゃあ「第2楽章だけやってみよう」となる。
振り付けを考えるところも、普通だったら2週間はかかるところを1週間で仕上げてしまった。
結局、第2楽章、第3楽章を終え、最後の1週間で第1楽章まで終えてしまった。
オイリュトミー発表会も、「自分たちも発表したい」と自分たちから発表を望んだ。ものすごい熱意。
オイリュトミーの先生が、誇らしげにそんな話をしてくれました。
実際、なかなか良いパフォーマンスでした。さすが高校生の作品。
そして12年生のパフォーマンスも素晴らしかった。
この学校では、11、12年生では、オイリュトミーは選択になります。12年生ではたった2人のオイリュトミー選択者たち。
この学校で幼稚園から育った、ワルドルフっ子の男子と女子。
さすがに自らオイリュトミーを選択した子達。素晴らしい出来でした。
もっとびっくりしたのが、この同じ日に、この12年生たちはクラス演劇をしたのです。オイリュトミーとは全く違う、ダークな演劇。サスペンス。
この2人は演劇でも熱演。(他の子も熱演だったけど)
オイリュトミーの後に、魔女狩りでの苦悩を演じた女子。オイリュトミーの後に、すごい勢いで魔女に怒鳴りつけ、ハードロックバンドでギターをかき鳴らした男子。
同じ日に、これだけ性質の違うものに心魂を注いで熱演をしたところが、ありえないレベルのすごさだと思う。
高校卒業後、この女子は大学で英文学を専攻。男子は物理を専攻するそうです。
シュタイナー学校の子どもたちは、ほんとうに奥が深い。個性も、能力も豊かだなあ、すごいなあ。いいなあ。うらやましいなあ。
シュタイナー教育に興味のある方は
こちらのマガジン「オープンマインド シュタイナー教育」がおすすめ。
この記事が参加している募集
よければサポートお願いします。ほっと一休みのコーヒー代にさせていただきます。いつも応援ありがとうございます。