お気に入りのペンを改良してみた
文房具好きです。好きなのでつい集まってしまいます。特に筆記具。でも、たくさんペンがあっても、全部使うわけではなく、仕舞い込んであるペンも多い。
その中でも、気に入ってずっと使っている木軸のペンがあります。
三菱モルトのシリーズと、パイロットのジャストミート。モルトはたぶん25年くらい使ってる。
木の素材感が好き。モルトは、ウイスキーの古い樽を材料に使っていて、ジャストミートは野球の古いバットを使っている。古い木材を利用しているところもいい。
特にモルトのシリーズがいい。
酒飲みだからではない。・・・とおもう。笑
まあ、コンセプトからして、モルトのほうが大人の雰囲気。デザインもシック。しかも書きやすい。
ジャストミートのほうは、デザインは好きなのだけど、なんとなく100点満点はあげられない、微妙な書きにくさがあった。
指で支えるあたりが、微妙に太い。ほんとに微妙なのだけど。
それから、塗装がツルツルすぎて、指がすべりすぎる。
「これ、3角軸で、もうちょっとツルツルじゃなくなったらいいのにな」
・・・と使うたびに思ってました。
で、今朝、ふとやる気になって改良しました。
仕事が午前4時に始まるのですが、その前の午前3時に。笑
粗いサンドペーパーで、指のあたる部分を3方向から削る。
ちょうど手にふれていい感じになるよう調整しながらサンドペーパーで形を整える。
細かいサンドペーパーで、ペン全体をやすりかけして、塗装をとる。
オリーブオイルを塗って表面保護。
いい感じに仕上がりました。ツルツルすぎず、ちょうど指が収まる感じに。微妙すぎる変化なので写真では見えませんが・・・。
私は皮革製品とか木製品が、時間が経つにつれて深みを増していくのがとても好き。ジャストミートは、元々はニス仕上げだったから、ずっと色は変わらず。今回はオリーブオイル仕上げにしたので、時間が経てばどんどん色が濃くなっていくでしょう。
自然の素材、風合いが木製品の利点。そして、加工しやすいところも木製品のいいところ。
誰かが作ったものに自分を合わせるばかりではなくて、納得できないところは自分で変えていく。
人に与えられたことやものに納得できないなら、文句言ってないで、自分で変えていく。
わたしの人生もそう。
で・・・
「好き」だったペンが、「大好き」なペンに生まれ変わりました。
満足、満足。