お金のブロックはずして、善良なお金持ちになりましょう
「お金」は気になるトピック
一つ前の記事を書いたあと、PVがとつぜん増えていてびっくり。見てくださってありがとうございます。
みんな、お金のことには悩んでいるんだなあーーーとしみじみ思います。
私はもうお金のブロックははずしてしまいました。それまでのことはこちらの記事に書きました。
お金のことで悩んでいる人にはヒントになるかもしれません。別にお金の専門家と言うわけではないのですが、多くの人が悩んでいるところなので、もう少しお金のことを書いておこうと思います。
お金のブロック
お金のブロックってなんでしょう? お金が貯まらないなあ。足りないなあ・・・。と思っている人は、お金のブロックがあるのかもしれません。
ちょっと、お金のブロックをリストアップしてみます。
どうでしょう? あてはまるものはありますか?
お金が大好きって公言するのは、誤解をうむこともあるかもしれません。でも、お金があると、お金をいいことに使えますよね。良いことに使うのも、悪いことに使うのも、本人次第ですけど。
お金の受け取り方
誰かがお金をあなたに払った時、あなたの態度・気持ちはどんなでしょう?「お金出させちゃって申し訳ないです、ごめんなさい」っていう態度ですか?
それとも、「お金出してくれてありがとう!!! この出してくれたお金で出してくれた以上の恩返しになるくらいのことをします! うれしい!!! ありがとう!!!」っていう態度ですか?
出した人は、どっちの反応が嬉しいと思いますか?
感謝の気持ちで大喜びで受け取ってもらえると嬉しいです。だって、出した人にだってお金は大事なんです。大事なお金を出したのに喜んでもらえなきゃ「なんだ、喜んでもらえなかった」って思いますよね。「出さなきゃよかった」と思うかもしれません。
もらったお金と感謝の気持ちを良い行動へ変えていくと、いい循環が生まれます。また手を貸してくれる人が出てきます。お金が入ってきます。出した分以上のお金が動き出します。
お金のかかる幸せ・お金がなくても幸せなこと
もちろん、人生、お金ばかりではありません。お金を使わなくても、世の中の美しいことに目を向けて、幸せに暮らすことができます。贅沢をしなくても、心豊かに暮らすことができます。
私は、バランスが大事だと思っています。そういう、お金を使わなくても、心豊かなことと、お金を出さないとできないことの両方を、バランスよく人生で楽しめること。
だって、お金がないとできないことがあるのは事実です。お金がないから、十分な教育を受けられない子どもがいるのも現実です。お金がないから、体にいいオーガニックの食材が買えない人も多いです。
お金があったら、できることの可能性が広がるのは事実です。
善良なお金持ち
私は、幸せで、善良なお金持ちがいっぱい増えたら良いなーと思っています。
聖マーティンという聖人の話があります。きっとドイツ人だったら誰でも知っているし、シュタイナー学校ではマーティンマス(聖マーティン祭)としてお祝いします。
聖マーティンはローマの騎士。ある凍えるような寒い日に、暖かい衣服もなく、お腹をすかせた貧しい物乞いに出会います。マーティンは、自分のコートを刀で半分に切り裂いて、その半分のコートをその人に与えるのです。自分も寒いのに。
聖マーティンのしたことは、素晴らしい。自分を犠牲にしてでも、人のために何かをするということ。
でもね、私は、聖マーティンのように振る舞える人って、そんなにいないと思っています。希少な人で、美談だから聖人伝として伝わっているんですよね。
世の中のほとんどの人が聖マーティンのようには振る舞えず、「助けてあげられなくてごめんなさい」って心の中で呟きながら素通りするのではないでしょうか。
現金な例えで言うと、食べるものにさえ困っているひとだったら、他の人のために1000円出すのだって悩むのは当然。そう言う人に1000円出してもらうことを期待するのって現実問題厳しい。聖マーティンのように振る舞えない、すでに自分のことで苦しんでいる人たちを責めるのは違うと思います。自分のことでいっぱいいっぱいの人たちに「聖マーティンのようになりましょう!!」・・・って言うのって残酷じゃないですか?
それより、一万円、十万円、百万円だって出したって平気な、善意に満ちたお金持ちが増えたほうがいいと思うのです。そう言う人たちに、出してもらう。出した人にとっては、なんとも思わない金額でしょう。それで助かる人はずっと多い。
どっちの方が世界に影響あるでしょうか。どっちのほうが世界を変えることができるでしょうか。
だから、お金を悪者にするのはやめましょう。お金持ちになって人のためにお金を使うんだ!・・・って公言できるくらい、お金のブロックなんてはずしちゃいましょう。
ポイントは「善意に満ちたお金持ち」ってところです。私利私欲で、お金を儲けたい人ではなく、社会貢献のために、人のためにお金を有効利用したいと思う善意の人。
シュタイナー教育は心の教育でもある
シュタイナー教育って、算数でお金の単元のときにも、お金の数え方、計算の仕方だけじゃなく、「お金ってなんだろう?」「お金をどうやって使ったら世の中のために役立てられるんだろう?」っていうところも含めて学んでいきます。
お金を数えられるだけじゃ意味ない。お金をいいことに役立てられる人に育てるということ。心を育てること。
大事なことだと思いませんか?
↓こんなふうに、お金をまわして社会貢献もできる
↓わたしのこと
↓私のシュタイナー教育の仕事のこと