卒業おめでとう〜長男(と私)
世間では色々と騒々しい。私も心穏やかではいられません・・・。でもこういう時ほど、日々のことを丁寧に。日々のベストを尽くします。
この騒ぎの中、次男はクラス演劇3公演。そして、学年末。長男は幼稚園から高校3年生までのシュタイナー教育を終え、卒業式でした。
破水から36時間かけて、カリフォルニアの私のベッドの上で生まれてきた長男。絶対的に信頼しているアントロ系助産婦さんの助けで、この世に生まれてきた。
生後4ヶ月でアメリカからイギリスへ引っ越し。
シュタイナー学校敷地内に住んでいたので、幼稚園に入る前から、まわりにいる先生や大人たちに可愛がられ、学校を我が庭のように遊んでいた息子。
クラスが合わなくてストレスでお腹壊して休みがちだった1年生のころ。発育が遅くて、シャイで、クラスに入り込めなくておどおどしていた小学生中学年時代。
イギリスからドイツへ転校し、生き生きしはじめ。とてもいい友達もできて。
イギリスに戻り、自分のやりたいことを見つけ才能を開花させた。自分の不得手とつきあう要領も少しは覚え、自分の行動に責任持てるようになってきた。
結局、シュタイナー教育のみで、試験のための勉強をすることもなく、自分のやりたいことができる第一志望の大学へ行くことになりました。
欧米では子育ては18歳までです。高校を終えたら、職につくにしても、進学するにしても、自宅を出て独り立ちする。大学に行く場合でも、学生ローンを自分で組んだりして、経済的にも、自力で進学することが多いです。社会人になってまで親と住んでいるというのはかなり稀なケース。18歳すぎても自立できない人は社会的にも信用されません。
だから18歳、高校卒業は、大きな節目。親にとっても、感慨深い、肩の荷がふっと軽くなる節目なのです。
はい。親の任務終了。子育て終了。
お疲れ様、わたし。よく頑張りました。笑
心優しい、才能豊かで、素晴らしい青年に育ってくれてありがとう。
子育て終了でも、母親は母親です。
自立しようが、大人になろうが・・・
たとえば、予期せぬトラブルに巻き込まれたら、自分の命を捨ててでも本気で助けに行く覚悟あり。
だからこそ、頼りない様子を見ると手出しをしたい気持ちはあります。その気持ちを抑え込んで、もう手だしはしないけど、これからも見守ってます。
いやー、よく頑張ったね。
私。(笑)
カンパーイ。