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うちの次男、最近、シュタイナー学校つながりのお友達と飛行機に乗りに行きました。お友達が飛行機パイロットの免許をとったとかで、乗せてもらいに行ったのです。

パイロットって、すごいなあーーーと思うのですが、意外にめずらしくありません。長男のクラスメートも飛行訓練をうけて、自動車免許より先にパイロット免許取得しました。前のドイツの学校でも、飛行訓練を受けている高校生が複数名いました。

ちなみにルフトハンザ航空のパイロットの80%はシュタイナー学校卒業生だそうです。

別に、シュタイナー教育で育つと飛行機好きになるというわけではありません。芸術系、理数系、人文系、ビジネス、技術・・・さまざまな進路に進みます。

ただ、パイロットというと、やはり知能も肉体的能力も認知能力も高めであることが求められるのは事実。まあ、シュタイナー学校で育つと、バランス取れた人間に育っているので、能力的にも優れているとも言えます。

でも、それよりも、このパイロット率の高さは、シュタイナーっ子の自己肯定感の強さの表れでもあるんじゃないかとも思うのです。

シュタイナー学校の子どもたちは自己肯定感が強い。それは、自分のことを過剰に過大評価しているわけではなく、どんな人間であっても貴重な存在なんだと認める肯定感。

これがないと、人に「ダメ」と言われると、打ち砕かれてします。自分がやりたい、難しいかもしれないけど挑戦してみよう、というより、外からの圧力で潰されてしまうようなことが多いのが、日本の社会にありがちな気がします。社会がそうだから、子どもの教育もそうなりがち。

パイロットって格好いい。ああなれたらいいなーと思う子どもは、結構多いのではないでしょうか。私だって、トップガンのトムクルーズ見て「かっこいいーーーー、今からでも飛行訓練受けに行こうか!?」とか思いました。戦闘機は乗りたくないですが。笑

心に浮かんだ「いいなー」の気持ち。「難しいのよ」という大人の言葉で潰されてしまうことなく、「自分にもきっとできる」「やってみよう」と思えて、実際にやってしまう。

「いいなー」の気持ちを潰さずに、やってみることができるって幸せだと思いませんか。たとえ実際になれなかったとしても、人生遠回りしたとしても。

「人生無駄なことなんて何もない」のも事実だけど、そんな消極的なことじゃなくて、「いいな」の気持ちを追いかけたプロセスで得られることは人生の宝になるんじゃないかと思います。

少なくとも、私は、我が子にそうやって生きていってほしいと思うし、私自身もいつもそう生きている・・・つもりです。

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かよ|ロンドン在住、楽しく人生をクリエイトするシュタイナー教師&経営者 石川華代
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