エリオット波動分析2025.02.09ドル円
前日の振り返り
それでは、いつもどおり前日の振り返りからやっていきましょう。
150.95のところが、第３波の終点となるのか？第５波となるのか？これについては、金曜日の雇用統計の結果になるのではないかという話でした。
では、これがどうなったのか？
私のチャートでは、雇用統計後に、150.92という形で安値を更新しました。
わかりやすい第４波が出ていないことで、カウントを難しくさせている部分がありますね。
それでは、本日もエリオット波動のカウントを確認していき、今後のシナリオも想定をしていきたいと思います。
■日足「下落フラットＣ波序盤」
大きな目線では、161.95から下落トレンドがスタートし、141.75で下落のＡ波が完成、158.87 でＢ波が完成し、現在はＣ波の下落がスタートしたものと考えています。（前回からの変更ありません）
では、Ｃ波はどこまで伸びるのか？これは、大きな視野からの視点と内部構成波動からの視点の両方を持つ必要があります。
大きな視点から見ると、161.95からの下落修正波動は、ＡＢＣのフラットになるのではないかと見ています。なぜジグザグじゃないのか？については、Ａ波に対するＢ波の戻しがかなり深い点と、Ａ波、Ｂ波の内部構成波動のカウントの関係です。ただ今の状況では、それはどちらでもいい話です。
何故なら、ジグザグであったとしてもフラットであったとしても、最後のＣ波はどちらも５波構成のインパルスになるからです。
そして、Ａ波とＣ波の値幅が同じだとすると、想定されるＣ波の終点は135.66となります。
■４Ｈ足「下落インパルス第１波序盤」
それでは、ここで少し中期的なところも確認していきましょう。（前回からの変更ありません）
158.87で大きなＢ波（紫）が完成したと考えています。
この大きなＢ波については、拡大型フラット（青色）と見ています。
フラットのＣ波の内部構成波動については、緑色で表示しています。
そして、158.87から下落のインパルスを想定しているのですが、ひとつ悩ましいところはあります。現状のインパルスのカウントで標準的な比率で波形の大きさを想定すると、145.89となります。この波形の大きさが紫のＣ波完成と言えるのか？という問題です。少し小さいように感じます。
ではこのインパルスが、青色の波形の大きさだとすると、今度は、第１波にしては大きすぎるということになります。
この問題は現時点で論じても意味はないので、今後の注意点として把握さえしておけば大丈夫です。
■１Ｈ足「４波突入」
それでは次に、１時間足で副次構成波を見ていきます。
これはなかなか難しい局面になってきましたね。まず現時点の底値は、150.92です。
ひとつめの可能性はこちらです。
現在は５波の形成中という考え方です。150.92で完成しているかもしれませんし、もう一段下げてからの完成となるかもしれません。
このカウントで難しいのは第４波です。今回レギュラーな修正波動が155.52から出ていません。イレギュラーなランニングフラットを想定しています。
ふたつめの可能性はこちらです。
150.95で第３波が終了したものの、第４波がこれからトライアングルや複合波で横ばいに動いてから、第５波の下落という想定です。
最後です。
そもそもまだ第３波が完成していないという想定です。
今後の戦略
全体としては、下落を狙う方が効率はいい地合いにはなっています。
（158.75と155.48のショートを保有中です。どのようにしてエントリーしたのかが過去の記事をご確認願います）
一旦想定はしましたが、複数の可能性がありすぎるのと、波形の終盤ということもあり、伸びも限定的なところで、一旦大きめの修正波動が出てくるまでは、少し様子を見ていこうと考えています。
もちろん、相場判断は自己の責任でお願いいたします。
それでは、今日も皆様に相場の女神が微笑みますように。
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