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学校との会議 2

随分前に、不登校になっているSくんのことを書きました。「学校との会議」これの続編です。

https://note.com/kayanoko/n/n1238c9045207

先日、S君の学校(支援学校高等部)から会議をしたいという申し入れがありました。私も、電話しようとおもっていたところでした。1学期が終わるので、報告をしに行こうと考えていたからです。

会議の日は、大雨になってしまったので学校へ向かうついでに、Sくんを車で送って行くことにしました。車の中で「学校で、Sくんの会議があるけどいってみる?」と、話してみたら、本人の返事は意外にも「行ってみる」でした。

お母さんと、学校に連絡をして許可をもらいました。「言いたいことあるなら、言えばいいじゃん」ということで、学校に着きました。

学校では、先生方が揃って迎えてくれました。妙な歓迎モードではなかったのは、助かりました。あまり歓迎されると、怒るかもと思っていたからです。

「来てくれて嬉しいわ」と言われたのに、「ごめんなさい、先に先生たちだけで話をしたいからちょっと別の部屋で待っててもらえる?」と、別の部屋に連れて行かれた彼の後ろ姿をみて、車の中で「暴れんでね(笑)」と伝えててよかった!と思いました。(「暴れんよ」と答えてましたけど、ははは)

S君のいない会議の内容は、今回の会議の趣旨でした。今回は、うちの放課後デイには、ほぼ毎日通えているのでその報告を聞こうということだったみたいです。ちょっと話をしていたら、Sくんは帰ってきました。

そして、会議がはじまりました。

学校「カヤノコで何してるの?」

Sくん「いろんな仕事をしてます。引越しの片付け、パンフレットの制作、動画編集とか」「土日は、NPO法人のおばあちゃんちというところに泊まってます。動物たちに餌やったり、掃除したり、晩御飯はご飯炊いて缶詰のカレーとかを食べてます。昨日は、6時に先生が迎えに来てみんなで朝市に行きました。その前の週は、引越したカヤノコの子どもの家を月に一度掃除に行ってるので、掃除して写真とってメールで報告をしました」

学校「充実してるねえ、まだ学校へは通いたいという気持ちにはならないか?」

Sくん「いきたくありません」

私「自分で説明してみたら?」

Sくん「先生を信用できないからです。」「前回の時に自分の言ったことをわかってくれなかったことです。」

私「先生に伝えたかったのは、今後どのように対処するかの対処法をつくってほしかったんだよね」

Sくん「他にも、避難訓練の時、保健室にいたら保健室の先生の電話が聞こえてて『私は、避難訓練にでたいんだけどね』と言ってたことなど…」

私「ちょっとこれをみてもらってもいいですか?」(私と、Sくんとの、LINEのやりとりを見てもらう)

Sくんが先日、先生から手紙をもらった、その手紙についてのやりとりです。感想として「漢字があまり読めないのに、ふりがながない、細かい文字でいっぱい書いてある、何を言いたいのかわからない」などが書かれています。

学校「そうなんだ、私は今年から担任なので、Sくんが漢字読めないとは知らなかったの、ごめんなさい」

私「いろんなことができすぎるから、わかりにくいですよね」結局 Sくんが言いたいことは、もっと自分たちのことを理解してほしいということでいい?」

Sくん「そうです」

私「ただね、理解してもらうには、回数は必要なのよ。何回も見てもらって、話もしてじゃないと理解は難しいよ」

学校「さっき、手紙と一緒に入れていたハンガーモップのことも、ここが危ないからこうした方がいいと教えてくれたでしょ、そういうことをもっと話がしたいよ」

私「私からの提案なのですが、まだ学校には、行けるかどうかわからないです。でも、支援学校の実習とかはいい経験になると思っています。それをうちでやってもらえないでしょうか?」と、お願いしました。

1時間以上の会議でしたが、いい話になりました。

実習してもらえることになりそうです。

随分前の「国際障害者年」のスローガンだったかな?

「わたしたちのいないところで、わたしたちのことをきめないで!」という言葉を思い出します。

別室に行ってたSくんは、その時についていた先生が、何も言わないので、自ら会議の行われている部屋に帰ってきたそうです。

写真は、先日近所の公園での遊び、近くの子供達も参加してくれました。










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