アベンジャーズ
いっちゃんが、私にLINEしてきました。「今度行くときに、ゆうちゃんに会ってお話がしたいです」
いっちゃんは、支援学校の高等部を3月に卒業します。ゆうちゃんは、4つ上ですが同じ支援学校でも、高等部だけしか在籍していないので、面識はないのでは?と思いながらも、わたしは、ゆうちゃんにLINEしました。(先月、一緒に夕活をしたのでご飯を食べたことはあるなぁ、でも、その時も話ほとんどしてないはずだけどと思いながらでした。)
「いっちゃんが、ゆうちゃんに会って話がしたいんだってさ」
ゆうちゃんの返事は、「いいですけど、なんの話ですか?」
いっちゃんに聞くと、「これをゆうちゃんに転送してください。」とのこと
「今度来るときに、2016年の卒業アルバムを持参してください。それを僕に見せてもらえませんか?」
とりあえず、転送してみました。ゆうちゃんからの返事は来ません。(まあ、ゆうちゃんは緊張するタイプなので、返事来ないかも知れないとは思ってました)いっちゃんからは、何度も「ゆうちゃんからの返事はきましたか?」と、催促がありました。「来てないけど、多分大丈夫だよ」と、いうことで、当日の朝を迎えました。
「いっちゃん、ねぇ、ゆうちゃんとは話をしたことあるの?」「ありません」「えー!そうなの?で、ゆうちゃんのことは、知ってるわけ?」「見たことはあります!」「見たこと?」「はい、健康観察のノートを保健室に取りに行った時に、保健室の前で見ました!」
「え、それだけ?」
で、2人は、出会いました。そして、私も一緒に卒業アルバムを見せてもらいました。「いっちゃん、知ってる人いるの?」「いませんよ」「あら、そう。」「楽しいじゃないですか?アルバムを見るの」普段は、ほとんど喋らないゆうちゃんも、屈託のない笑顔のいっちゃんに感化されたのか、なんだか楽しそうでした。
私は、尋ねてみました。「ねぇ、ゆうちゃん。ゆうちゃんは、いっちゃんのことしってるの?」「知りません。あ、でも、一度だけ会ったことがあります。保健室の前で」「そうそう、ノートを取りに行った時だよね」「いっちゃん、青い服着てましたよね」
4、5年前の話だそうです。高等部と中学部だし、結構大きな支援学校なのですが。
いや、ホントあんたたち、すごいわ!
*いっちゃんは、礼儀正しく楽しいタイプです。一般就労が決まりました。
※ゆうちゃんは、とても緊張するタイプです。基本、私としか話せません。A型就労支援事業所に通ってます。
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