月と精神医学: 月は人を狂わすか?〜海外文献の紹介〜
皆様、こんにちは、鹿冶梟介(かやほうすけ)です。
明日、9月10日(土)は「十五夜」ですね。
中秋の名月を愛でながら、月見団子を喫食し、なみなみと注がれた盃に月を浮かべる…、なんて雅なことをしたいものです(単に酒を飲みたいだけ?)。
ところで皆様は、”月と狂気”の関係をご存知でしょうか?
ラテン語のlunaは「月」という意味ですが、lunaから派生した英語、例えばlunaticは「狂っている、狂気の」という意味であり、またlunacyも「精神異常、狂気」を意味します。
これらの派生語からもわかるように、西洋では月は人を狂気に引き込む…、と古くから信じられていたようです(余談ですが、1800年代のイギリスでは精神障害者を隔離施設に収容するための法律を”月狂条例(lunacy act)”と呼んだそうです)。
しかし、小生、こういった「伝承」が本当であるのか、調べたくててウズウズする性格(タチ)なのです!
ウズウズしすぎて、人狼に変わってしまう前に、本日は「月のメンタルヘルスへの影響」について、興味深い研究をご紹介します!
果たして、月の満ち欠けは人のメンタルに影響を与えるのでしょうか…!?
【研究紹介】
<目的>
精神科への入退院率および入院期間と、月の満ち欠け(月の周期)の関連性を調べる。
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