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メンタルヘルス・マネジメント検定試験 勉強方法 参考事例について
マネジャーとして メンタルヘルスケアの観点で「メンバーとどの様に接するべきか?」に対する理解を深めることを目的に、メンタルヘルス・マネジメント検定試験を受けた。検定試験への合格が目的ではなく学んだ内容を実務に活かすことが大切だが、ここでは参考までに自分の勉強方法を紹介する。
なお、自分が受けたのは「Ⅱ種 ラインケアコース」であり、勉強をする中で印象に残った点については、一部を抜粋して以下にまとめている。
1.まずは全体像をテキストで押さえる
まずは素直にメンタルヘルスケアマネジメントに関する全体像を標準のテキストで押さえた。本検定用のテキストは複数種類あるが、自分はそれぞれ確認した上で TAC出版(以下リンク有)のテキスト が使いやすそうだと感じたため、自分は本テキストを軸に全体像の勉強を行った。
ページ数は約250ページであり、例えば1日20ページ程度(※)のペースで2週間に渡って少しずつ取り組めば、それほど負担なく一通りの勉強をまずは完了することができると感じている。※だいたい45分~1時間程度
2.過去問題集で自分の実力を図る
上記テキストにも各節で "振り返り用の練習問題" が記載されているが、自分としては テキストの練習問題だけだと「実際の試験で自分がどれくらいの点数(※)を取れるのか?」に対する実感が湧かなかった。しかし、本検定試験のHPには過去問題の公開はない。そのため、過去問題集を活用して自分の実力を図ることにした。その際に活用したのは中央経済社(以下リンク有)の問題集である。※検定試験の合格ラインは70点
この過去問題集ではこれまでの過去問が網羅的に掲載されている。ただ、実際の試験形式(※)に沿った試験問題の掲載はないため、自分の場合は 掲載されている問題の各章から問題を見繕って実際の試験形式(※)を想定した演習を実施した。※試験形式:各章から計50問 (1問2点で70点合格)
ちなみにテキストで全体像を把握しながら、テキスト中の練習問題を通じてそれなりに理解を深めていたつもりであったが、最初に実施した模擬試験では70点ちょっとの点数で少し焦りを覚えたのが正直なところである。
3.アプリで弱点をテンポよく振り返る
本検定試験では意外と細かいところが問われる傾向もあり、自分の場合には "日々のマネジメント業務であまり経験がない内容" に関しては点数を取りこぼしてしまう傾向があった。本検定試験にはアプリ(※)があるのだが、自分はこのアプリを通じて弱点項目に対する演習をテンポよく実施することによって、点数のベースアップを図った。※AndroidもiPhone共にあり(320円)
自分は試験前1週間程度に関しては、通勤時間やちょっとした隙間時間などにこのアプリを使って間欠的に演習を実施した。それなりに使用した印象だったが、アプリで確認できる述べ時間を確認すると2時間ほどの使用時間であった。このアプリで取りこぼす問題が無くなるまで演習を実施すると、試験に向けての安心感をだいぶ高めることができる印象である。
アプリ中での1つ1つの問題に対する解説は簡易であるため、アプリ演習の中で間違った部分は追ってテキストでも振り返りできると「分かったつもり」になることを回避しながら、より充実した学びを得られる様に思う。
4.過去問題集で念押し演習を行う
アプリによる演習を繰り返すことで安心感はだいぶ高めることができるが、更にその安心感を底上げするために自分は過去問題集(上記にリンク掲載済み)を用いて念押し演習を行った。
自分の場合は "アプリ演習の中で苦手意識があった" 以下3章について、特に念押し演習を行う様にし、結果的に該当の3章については問題集の掲載問題を一通り解く形になった。
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・第2章 ストレスおよびメンタルヘルスに関する基礎知識
・第4章 個々の労働者への配慮
・第6章 社内外資源の連携
もちろん理想は「過去問題集の掲載問題の全てを複数回解くこと」であるが、自分は試前にそこまで時間をかけることが難しかったため、若干妥協しながらメリハリを付ける形でこの様な対応に至った。
5.全体を通してのまとめ
あくまで自分の場合であるが、上記記載の流れで勉強を進め、累計勉強時間は概ね20時間程であったと思う。おおよその内訳は以下の通りである。
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①テキストでの全体把握:14時間(1時間×14日)
②過去問題集で模擬試験:2時間
③アプリによる弱点強化:2時間
④過去問題集での念押し:2時間
➡ 累計 20時間 ※あくまでおおよその時間
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過去2年程、マネジャーとしてチームマネジメントを担う中ですでに心得ていた内容もあったため、もしかすると少し短めの時間で済んだ部分もあるかもしれない。もし、「これからチームマネジメントを行うため」の事前準備として本検定に臨む場合には もう一回り長めの時間(~30時間) を見積もっていた方が良いかもしれない。
いずれにしても、メンタルヘルスケアに関する知識を網羅的に得ることが出来る非常に有用な検定試験であった。この検定試験を主催されている大阪商工会議所に感謝したい。
【参考情報】
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