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土井啓史の自己紹介⑥-経営に関する考え

皆さん、こんにちは。土井啓史です。
今日は僕の経営に関する考えについてお話しします。

実績


まずは創り出してきた実績について簡単にご紹介します。

2008年にNECを卒業して最初に立ち上げたのは、営業代行の会社でした。過去の経験を活かしたというよりは、コストが単純に安かったからです。世の中に存在していることと、自分でも扱えるかどうかは別問題です。

3年かけて営業代行会社を軌道に乗せ、2012年から飲食ITサービス、メディア、イベント、不動産、人材など、ベンチャーのスタートアップに携わりました。

その経験を活かし、2018年にリテールブランドの立上げ、商業施設での展開をしました。2019年には株式会社Career Art(転職エージェント、ITスクール、フリーランスエージェント)を創業し、現在は代表取締役を務めています。

また、2025年春からは訪問看護事業に挑戦します。

経営の目的

どの会社、どの経営者にも、必ず目的が存在します。

尊敬する実業家で、京セラ・第二電電(現・KDDI)の創業者である故稲盛和夫氏は、経営の目的は「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に貢献すること」と言われていました。

僕の場合、それは「仲間とともに豊かになる」ということです。人類の発展まではまだ理解できていませんが、売り手と買い手がともに満足し、また社会貢献もできるのがよい商売であるわけですから、その結果、豊かになるのです。そしてその豊かさを、一緒に走っている仲間に「共有」していくことが僕にとって最も大事なことです。

だから僕は、「再現性」にこだわります。再現性のある形で事業を設計し、そのやり方を仲間に共有していくことにこだわっているのです。どんなに魅力的(会社の売上や利益)な事業だとしても、再現性を設計することができなければやりません。再現性を持たせ、共有する仕組を創ることよって、「仲間というコミュニティ」に還元できるからです。

事業のためのコミュニティではなく、「コミュニティのための事業」です。これは、経済のために日本という国があるのではなく、「日本というコミュニティの維持発展のために経済がある」のと同じです。ですから、僕はコミュニティファーストの考えを大事にしています。

事業の選び方

ベンチャー企業の生存率は、創業から5年目で約15%、10年目で約6.3%、20年目で約0.3%とされています。これは、中小企業庁が公表している創業した中小企業の5年後の生存率(約40%)と比較すると、ベンチャー企業の生存率が非常に低いことがわかります。

職業を選ぶ際は、好き嫌い、向き不向き、興味があるないで判断することもあるかもしれませんが、事業では通用しません。ましてや生存率が非常に低いベンチャー企業であればなおさらです。

事業は勝ち筋が描けることが最も大事です。そして、その勝ち筋は「1勝9敗を許容できるか」にかかっていると僕は考えます。

ファーストリテイリング会長兼社長の柳井正さんは「ビジネスは1勝9敗」、「失敗を恐れていては、企業は成長できない」と言われています。ですから、成長の糧となる失敗を許容できるかが大事なのです。一か八かのギャンブルではないのです。

その上で、次に抑えたいのが、「自分でも扱える事業であること」です。

経営資源が豊富な企業であれば、失敗を許容できる範囲も多いと思いますが、創業期はそのような状態で起業できることはほぼありえません。故に、①参入条件、②継続条件、③撤退条件の3つをよく吟味して選びます。

僕が複数の事業を立ち上げ、他の事業に横展開していけているのは、共通の「勝ち筋」を教わってきているからです。イメージでいうと共通のプラットフォーム(WindowsやMacなど)の上に、事業というアプリケーション(OfficeやGoogle Chromeなど)を載せているようなものです。つまりプラットフォームである土台の設計が大事なのです。

その土台が、「コミュニティとビジネスをかけ合わせる」というものですが、これについては、次回記事で述べることにします。


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