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本の袋

秋田市の老舗・加賀谷書店の書店封筒には、「子どもたちよ」という詩が印刷されている。
良書を広めたい、という書店の強い個性がにじむ。

詩の内容は、やや教育的、啓蒙的で、人によっては説教くさい、おせっかいと感じる向きもあるかもしれない。

しかし、そもそも教育や啓蒙は活字文化の真骨頂。
しかも、この詩が印刷されているのは、いずれ捨てられる運命の封筒。
このさりげなさがいい。

昨今の小売店では、客にとって耳障りのいい言葉ばかりはびこる。
そのせいで、商品・サービスの本質がかえって分かりくいと感じることがある。
良書の真髄を伝える地道で個性的な取組は、書店のみならず、小売店の未来を明るく照すものであってほしい。

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加賀谷書店
http://kagayabooks.wixsite.com/official
秋田駅前「加賀谷書店本店」跡に「和民」オープン http://20century.blog2.fc2.com/blog-entry-950.html


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