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ドラゴンラージャ、また会えて嬉しい…と伝えてくれないか。

だそうだ。

みなさんおはようございます。月曜の朝ですね。
憂鬱な出勤のおともになれば…!
#ドラゴンラージャ電子版復活ありがとう
#アドベントカレンダー18日目です!
この素晴らしい祭りの概要は下記から!

ポテチさん、最高の企画をありがとうございます。この令和の時代にドラゴンラージャを愛する人たちがこうして集まっている所を観測できるなんて…今でも少し現実感がありません。さらにたぶんおそらくこの祭りをきっかけに、岩崎書店さんが伝説のあのドラゴンラージャタイムズを公開!さらにさらにイ・ヨンド氏の「涙を飲む鳥」のそこそこ近いうちの邦訳が、たぶんもう喜んでいいくらいにほぼ確定!!この1カ月間は後の世で〈栄光の四週祭典〉とよばれているかも…



感想という名の自分語り

このアドカレでは再読の感想を書こうと思っていたのですが、その前に私とドラゴンラージャの話を少し。こういう機会でもないと自分語りなんてさせてもらえない…。興味の無い方はスルーしてください笑。
あと最初に保険をかけておくと、私はTwitterの字数制限以上の文章をこうやってネットの海に投げるのは人生初です…。でもこのお祭りにはどうしても参加したかった…。本当に「死んでみよう!」というヘルタント式くそ度胸だけで書いておりますので、悪しからず、、、。

さて、私とドラゴンラージャの出会いには欠かせない小説が1つあります。それは同じ岩崎さんから出ている「デルトラクエスト」です。(これが好きな人も多いですよね!?)デルトラとの出会いは小学校の図書室でした。3~4年生でしたが、それまでファンタジー小説にほとんど触れてこなかった私にはその物語は新鮮でおもしろく、何回も読み返す愛読書になりました。初めて自分で買った本もデルトラで、本屋に行く度に児童書の棚をチェックしてデルトラがあるかを確認していました。

時は流れ中学生になり、本屋に行き、習慣のようにデルトラチェックをしていたその時、運命の出会いは訪れたのです。
同じ岩崎書店、同じ児童書海外ファンタジー、そしてダ・ヂ・ヅ・デ・ド。
そう、ルトラの横に「ラゴンラージャ」が刺さっていたのです!!!!
家庭科のエプロンでアムルタットブラックドラゴンを選んでいた私がそのタイトルに惹かれないわけがありません。おもむろに1巻を手に取り立ち読みを始めました。そして………
大爆笑。
本屋で顔を歪めながらイーヒッヒッヒッと笑う中坊は相当怪しかったことでしょう。
正直今となっては1巻の冒頭でそんな笑うとこあったか?となっているのですが。あの時のおれに刺さってくれてありがとう…。

それからドラゴンラージャは私の人生のバイブルになりました。
最初読んだときは、めちゃくちゃおもしろかったけど、この本の魅力を半分くらいしか理解できてないかもしれんと思っていました。
高校の時に読んだときは7割くらいは理解できたかなぁと思っていました。
大学の時は8割は…と。

そして社会人になってすぐ頃Twitterでドラゴンラージャについて呟いている人を初観測しました(若干時期はあいまいですが)。でも私の小中高の図書室にはドラゴンラージャが無く、周りに読んでいる人もいなかったので、本当にびっくりしたし、感動したし、嬉しかったことを覚えています。
そして嬉々として色んな人たちの感想を見ていて、自分では気づいていなかった新しい視点など知ることができました。
そしてふと疑問に思いました。
おれは本当にこの物語を8割も理解しているのかと…。

そしてまた再読が始まりました。結論としては、1割も分かっていなかったかもしれん…。というよりも、この物語に対して、何割は理解した!と言うことそのものがナンセンスかもしれないと思うようになりました。今更私が言うことでもないですが、この物語には本当に多くの、メッセージ性(私たちが勝手に受け取っているものや気づいていないもの含めて)が込められていて。その受け取り方に正解なんてないのかなと。同じ人でも読んでいるときの状況や精神状態によって受け取るものは変わってくる。だからこそ、人生のあちこちで何度もこの本に帰ってきていたのだなと。
(この考え方はフューチャーウォーカーにも応用できます。私レベルでは分かった気になって神妙に頷くことしかできないため。ワハハ。後でカールに聞いてみ……あちゃ!現実世界にカールはいないんだった。)

とまあ私とドラゴンラージャについての話でした。
端折ったつもりですが、長くなりました。
次から再読感想です。

DR再読感想

今回の企画に合わせて大慌てでじっくりと(なんでそんなことができたんだ?)再読してまいりました。
各巻の感想(というか短評ぐらいの文字数ですが)はTwitterに呟いてしまったので、ここでは再読を通してぼんやりと思っていたことを書こうかな。
Twitterの方は後でURLでも貼らせてもらいます。

フチは今も昔も変わらず大人

今回は2人のキャラについて思ったことを書きたいと思います。

まずはフチについて。
フチの印象は今と昔とでそんなに変わらないことに気が付きました。最初に読んだときは13歳ぐらいなので、17歳のフチはかなり大人に見えていたように記憶しています。なので作中で度々ガキ!チビ!と言われていて、それが自分の受ける印象とかなり齟齬がありました。そんなにガキでチビじゃなくないか?とずっと思っていました(フチって何センチなんだろう…)。

そしてフチよりも○歳も年上になってしまった今、(おぉ!ユピネルとヘルカネスよ!あなたたちの娘である時間とはどうしてこんなにも儚く残酷なのでしょう…!)フチのことがガキに見えるようになったかというと、そんなことはありませんでした。正直、既にアラサーになっている自分よりも大人びて見えます。もちろんOPGを持っていない時や戦闘中に技名を叫んでしまうところなどまだ10代の子どもなんだなと思うところはあります。フチは旅の間中、ずっと大人に守られ続けていました。ただ他種族に対する姿勢やその思慮深さ、他人への思いやり、自分で考え決断できるところ、今も昔も見習わなければと思い続けているところが多くあります。自分も含め、フチほど大人な人は周りにどれくらいいるかなぁ。

反対にカールは…

フチのことを大人として見ていたのですから、カールのことはかなり絶対的な存在としてみていたような気がします。カールの言うことが正解だくらいに思っていたかも。なのでカールが十二人の橋を知らなかったことに強い違和感を持っていました。カールがそれ知らないのおかしくない?ミスか?ぐらい思ってましたね笑。
今はカールのことをそこまで絶対視していません。ずば抜けて賢く知識人ではあるけど、それでも一人の人間だし、若者に知恵を授けることもあれば、間違えることもあるおじさんだと認識しています。これは自分が歳を取って大人って意外にそこまでちゃんとしてないなって気づいたことも大きいかもしれません。

再読するとカールが知らないことって意外に多いんですよね。特定の人しか知らない歴史は置いておくにしても、クラドメッサのこととか永遠の森のこととか。ドラゴンラージャタイムズVol.03でホン・カズミさんがカールに「あなたが堂々としていられるのはみんながいるからなのよ」とおっしゃっています。うーんなるほど。


最初はもっと書くつもりでしたが現在17日の22:00笑
もうクラドメッサのウェイクも聞こえてきません…。
長くなりすぎてもあれやしちょうどいいかもしれませんね。
ハンドレイクについて書こうかと思ったけどとても文章化できない…


毒舌について


毒舌に触れないわけにはいかない。ドラゴンラージャの様々な哲学や思想がこんなにも読者にすっと入ってくるのは、毒舌をはじめとしたユーモアがあってこそだと思っています。好きな毒舌一覧でも作ろうかとおもったのですが、実は今回の再読を紙でしてしまったのです。失敗でした。
電子なら好きな毒舌にマークしていつでも引っ張りだせたのに…。
そこで一番好きなものだけ載せておきます。
それは、

「あなたさまのお尻が、どれほど魅力的なのかぞんじませんが、残念ながら、そのお尻を鑑賞したいという欲望はありませんね」

ドラゴンラージャ11巻p116(電子はp97)

カアアアル!最高だぜ!
やっぱこれですねえ。11巻はこの後も怒涛のように毒舌が続くのでいつも抱腹絶倒してしまいます。
ドラゴンラージャの毒舌には絶妙に、これ、もしかして現実でも使えるチャンスがあるのでは?と思わせるものがたくさんあるんですよね。今も昔も変わらず毒舌シーンは音読して練習しています。残念ながら(もしかすると幸いなことに)今までその機会が訪れたことはありません。

上司に言いたいセリフナンバーワン!
「役員会議で相談されてはいかがです?」

みんなもこの毒舌が言いたい!っていうの教えてくれよな!


さいごに:ドラゴンラージャありがとう!


取り留めなくなってしまいましたが、最後にドラゴンラージャへの感謝を述べて締めたいと思います。

ドラゴンラージャには本当に多くのものをもらいました。
それらは言語化できないほど自分の人格に沁みついてしまっていますが、その中でも最も大きなもの、

それは読書が大好きになったことです。
もちろん人生観や考え方にも大きな影響もをらっていますが、
シンプルに一番というと、これなのかなあと思います。
ドラゴンラージャに出合うまで、読書というのはただそこに書かれている物語を享受するといいますか、受動的なものだったような気がします。(学生の頃の読書ですし、上手く言うのが難しいですが)
対してドラゴンラージャはその中の物語を自分事として捉えるといいますか、物語を読みながら、自分の中に潜っていく、能動的に物語を自分のものにするといいますか…。
そしてこれが楽しいんですよね。
ドラゴンラージャ以降も多くの本を読みましたが、これだけの衝撃を与えてくれた本はまだありません。
大げさでなく、今の自分の仕事や人生はドラゴンラージャのおかげで掴めたものだなあと思っております。

ドラゴンラージャありがとう!
これからもお世話になります!


こんな雑な文章に付き合ってくださった方、ありがとうございました。
最後に再読の感想ツイートを貼っつけて終わりにしようと思います。
再読中はあれも書こうこれも書こうと思ってたはずなのに、いざ文字にすると本当に難しい。友人への布教は他の方々の素晴らしい投稿を使わせてもらおうと思います笑。

残りのアドカレも少なくなってきましたが、まだまだ楽しみにしております!!
それでは!
必要な時にもたらされる小さな幸運を。


















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