創業時の話はどうして面白い?
社史は読まれない!と良く言われます。確かに、オーソドックスな社史ほど、記録性を重視して書き残すべき事柄を淡々と記載し、ドラマ性は乏しくなりがちです。読んでいて惹きつけられるものもなく、次第に字面を追うだけになり、心どころか頭にも残らず読むのが面倒になってくる、のでしょうか?
そんな社史でも、創業の頃の話はなかなか面白い。ドラマチックで惹きつけられます。どうしてでしょう? 明治・大正とか昭和初期とか、その時代に面白さの要因があるのでしょうか? まだ社会が成熟していなくて、新し