質を高めることから、にげることはできない
質を高めるには時間がかかるものだが、それは、どんなものでも最初は質が低いことを意味する。最初から質が高いということはありえず、私たちにできるのは、それを時間をかけて高めていくことだけなのだ。
どんなものでも最初の芽は小さい。それを育てていくことが嫌だというのなら、結局は、望む結果は手に入らない。
質とはそういうものである。
例外なく悪いものができてしまう。だからそれをどうするかという工夫にこそ、ノウハウや技術や個性が光る。私たちが力を入れるべきは、いかにそのプロセスをしっかりできるかについてであり、それをスキップしたり、短縮したり、誰かに任せてしまったりということを考えるのは愚に他ならない。
質を高めるには時間がかかるものだが、時間を惜しんで最初から高い質を目指そうとするのは無駄な努力だ。
質とは高めるものでしかない。
その事実から、私たちは目をそらすことはできない。
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