意思決定ははやく、強く……?
意思決定がはやいがゆえに、仕事を前に進められないことがある。意思決定が強力に行えるからこそ、成果がいまいちなことがある。でもなぜか、迅速な意思や揺るがない決定が、仕事の質を決めると思ってしまうことは多い。なぜならはやいことや強いことはいいことだからだ。バリバリ仕事をしているように思えるそれらの「男性的な」価値観が、その実、仕事というものの可能性を狭めているにもかかわらず。
まず、意思決定がはやいことは必ずしも質を担保しないことは明白である。そしてなにより、その「意思」は、個人のものであってチームのものではない。できるだけチームで意思を統一することはできるが、それには時間がかかる。
また、力強い意思決定もそうである。それ極めて個人的なことがおおく、共有されないかしにくくて、だから、それらは仕事をより良く、より前に進めることを、志向していない。
意思決定を毅然と、そして素早く行えることは憧れる。だけどもそのことによっね手からこぼれ落ちてしまうものなあることに、気づくことが必要だ。
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