必要なものが分かる、というスキル
必要なものが何かを知っている人は少ない。なぜなら必要なものとは「必要になって初めて」分かることが多いからだ。そしてなお、必要なものを「全て揃えておける」人はほとんどいない。なぜならやはり、それらは「一度必要にならなければ知りえない」ことだからだ。
つまり経験というのは、必要を私たちに身につけさせてくれる1つの因子で、かつ私たちはその因子があるからこそ「必要性」の意味をより深く理解できる。この世の中には必要なものとそうでないものがあり、しかしそれらは常にそうというわけではない。
時と場合、人と場所、そういった条件によってどんどんと変わっていくものなのだ。それらを常に判断して分析して「必要」を見出すことは、それこそ常に「必要」に触れていなければなしえないことである。
だからこそ「必要性に関する知識」は大切なのだ。
それを養うことは簡単ではなく、必要を感じてきた経験によるところが大きい。あまつさえ、もしその「全て」を見出さなければならないとすれば、やはり並大抵の経験では足りない。
ある種なんらかの工夫をして、必要に関する自らのスキルを高めねばならない。
それほどに、必要なものが何かを知っている人は少ない。そして何かについて知っていても、何かについては知らないということがいくらでもある。
だなら必要には協力が不可欠だ。それぞれの経験を持ち寄って、人が「必要に関するチーム」になったとき、そこに不便はなく、物事の成功は約束されている。
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