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ただの音楽オタクがBOYNEXTDOORの音楽に打ちのめされている話
はじめまして。ただの音楽オタク かわうそ です。
なんの脈略もなく、自分の頭の中を記録として残すために文章を書いてみようと思い、noteを書いてみようと思う。
この記事を読んでくださっているということは、「BOYNEXTDOOR」というグループを既にご存知だろうか。(ご存知でなくてもぜひ読んでいただきたい。) 2023年5月にデビューした韓国のアイドルグループだ。
私は彼らに2024年4月、KCONという韓国アイドルが集まるフェスのような場にて初めて出会った。その日から私は、彼らの音楽にゾッコンである。元々聴く音楽の幅は広いタイプだが、「音楽」という観点でここまでハマったアイドルは初めてだ。
そんな彼らの「スゴイ」部分について、音楽という観点から素人ながらにまとめていこうと思う。多くの親愛なるONEDOOR様や、BOYNEXTDOORくんをまだ知らない、ちょっと気になってる人にこの文章が届いたら嬉しい…!
BOYNEXTBOORくんにハマったきっかけ
まず、オマエダレヤネン状態なので、
かわうそがBOYNEXTDOORくんにハマったきっかけを手短に書こう。
冒頭に少し書いた通り、きっかけ「KCON2024」である。
KCONにて彼らをみるまでは、グループ名はなんとなく知ってるけど曲は聴いたことがない。という状態だった。
自分は元々好きな音楽の幅が広く、アイドルももちろん好きだが、どちらかというと”アイドル”を好きな感覚と”アーティスト”を好きな感覚には少し違いがあるタイプだ。アイドルは、容姿やパフォーマンス含め、目で見て楽しむ感覚で今まで見てきた。
そんな自分がアイドルグループに「音楽」という観点でここまでゾッコンになったのは、BOYNEXTDOORくんが初めてである。
KCON2024にて、
彼らのライブを見たとき、まずはじめに
「曲が良すぎないか!?!?!?!」が率直な感想であった。
当時披露していたのは「So let’s go see the stars」だ。
野外のスタジアムにて、まだ暗くなる前の夕焼け空とロマンティックな歌詞が相まって胸を打たれた記憶が鮮明に残っている。
ライブが終わった後、改めて歌詞を見たら想像以上に素敵すぎて涙が出てくるほどであった。(歌詞の話はまた別のnoteでまとめようかと思っている。)
この曲を聴いたことない方はぜひ聴いていただきたい。
そして何よりも、
「メンバー全員がステージを全力で楽しんでいる」
のがとても伝わってきたのである。
メンバー1人1人が楽しんで歌って踊っている姿が、どこか親近感を持たせつつも、会場全体を巻き込んで盛り上げていて、ただただ目が離せなかった。
(実際に、なにも知らなくても、「Earth, Wind & Fire」のサビの掛け声をいつの間にか一緒に叫べるくらいに楽しめた。)
そんなこんなで、
まんまとプレイリストに曲を追加し、
いつの間にかグループについて調べまくっていたわけである。(後からZICOニムプロデュースだと知り大納得)
そんな、いつの間にか彼らにゾッコンになっていたかわうそが、BOYNEXTDOORくんの特に「スゴイ」と思う魅力について音楽の観点から語っていこうと思う。
ここがスゴイ①:自主制作アイドル
「音楽」という観点からBOYNEXTDOORくんを語るうえで欠かせないのが、メンバーが曲制作に関わっているという点である。
親愛なるONEDOOR様からしたら、そんなん知ってるわという感じだと思うが、初めて知った時は「この良すぎる曲自分たちで作ってんの・・!?」と衝撃を受けた。
単純に才能の塊である。
先ほども少し触れたが、
BOYNEXTDOORの魅力の1つに、
「親近感」が含まれると私は考える。
そして、曲を聴いた人に対しその「親近感」を感じさせる要因の1つが、”歌詞”であると思う。
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いや、お前が可愛すぎるだろ。
飾らない等身大の姿を歌詞にしていて、グループ名の通り「隣の少年達」感をすごく感じる。まさに、若いメンバーの感性でしか表現できない等身大の歌詞である。
曲によって、「初恋」「失恋」などコンセプトは違うものの、共通してメンバーの年相応の感性が含まれていることで、BOYNEXTDOORというグループ名を体現しているのだと感じる。彼らの年齢層ではない方からすると、「青春」を思い出させてくれるような、そして、彼らと同じ年齢層の方からすると「今」を一緒に歩んでいるようなそんな感覚になる。
まさに、メンバーが曲制作に関わっているからこそ、”等身大”の表現の解像度が高まっているのではないだろうか。
なにより、どの曲も歌詞が最高に良いので是非BOYNEXTDOORくんの曲を聴く際は歌詞に注目していただきたい。
また、どの曲も大衆への耳馴染みが良い。
全体的に聴きやすい曲が多いが、しっかりと彼らの遊び心も欠かさず入っていて聴いていて飽きない音楽である。とても魅力的だ。(「l i f e i s c o o l」などは特に遊び心満載な感じがあって好きだ。)
アイドル活動において、曲の大衆人気というのは非常に重要だと思うため、今後ももっと大衆人気が上がっていくのではないかと思う。今後がとても楽しみである。
ここがスゴイ②:演技力
私は、どの音楽においても「演技力」というのは音楽を表現する上で必要不可欠であると考えている。
どれだけその曲の主人公になれるかどうかによって、曲の伝えたいメッセージを聴いている側にどれだけ感じさせることができるかが変わってくる。
BOYNEXTDOORくんは、その「演技力」がピカイチなのである。
これは先ほどの曲制作にメンバーが関わっているという点にも繋がると思うが、メンバー1人1人の、曲への解像度が非常に高い。
そんでもって、「曲の中の主人公になる」のではなく「彼ら自身が主人公そのもの」なのだ。どういうことかと言うと、誰かになりきるのではなく自分自身をそのまま表現しているように感じる。
これも彼らに等身大を感じる大きな理由の一つであろう。
その中でも特に、技術的に「演技力」が高いと感じるポイントが”声の表現”である。
彼らの曲を聴いていて感じるのが、
曲中、「感情に合わせて声のトーンや使う技術が頻繁に変わる」ということである。
曲のコンセプトによって声のトーンが違うのはもちろん、
曲の歌詞が分からなくとも、歌い方でなんとなく「あ、こういう曲だな」といったように思えるくらいの表現力である。きっとものすごく研究して歌っているんだろうというのが伝わってくる・・・。
実際に、『뭣 같아(But Sometimes)』の
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この部分。嘲笑いながら歌っているのである。
実際に初めてこの曲を聴いた時、歌詞もまだ何もわからないのに、ただ笑って歌っているのではなく、「あ、今嘲笑われているな。」と声を聴いただけでわかった。
(あと語らせて欲しいのが、돌멩이(Gonna Be A Rock)のラスサビ前。ウナクくんが、息が詰まるような表現を、音が上がる時に声をひっくり返して歌って表現していたのには、そういう使い方があるのかと感嘆した・・マンネ恐るべし・・・)
曲の歌詞一つ一つを全て自分事にして歌っているのはもちろん、楽曲に対する情熱がこの秀でた演技力に繋がっているのだと感じる。
ここがスゴイ③:”音楽が好き”というルーツ
BOYNEXTDOORくんを調べていてわかったことだが、彼らのメンバーが聴いている音楽がとても幅広い。単純に「音楽」が好きな人たちであることがすごく伝わるグループであると感じた。
"「音楽」が好き。その先に辿り着いたのが「アイドル」であった。" そんな雰囲気すら感じる。そんな部分が、音楽オタクの自分にはとても刺さったといっても過言ではない。
彼らの歌声集などを何個か拝見したことがあるが、(まとめてくださっている方々大感謝。ありがとうございます。)
韓国の曲のみならず、
Stingの「Englishman in New York」を歌っていたり、尾崎豊の「Forget-me-not」を歌っていたり、何なんだろうか??(すごく褒めてる)
幅広すぎる・・・
まず「Earth, wind & Fire」という曲があるのがスゴイ()
きっと、ジャンルにとらわれず聴く音楽が幅広いのが、彼らの音楽の表現の広さにも繋がっているのではと感じる。
「音楽が好き」というルーツがメンバー全員に共通しているのがひしひしと伝わっているグループであり、自分たちの音楽に誇りを持って活動をしているのもとても伝わってくる。素敵・・・。
ここがスゴイ④:もれなく全員歌声が神。そして特出したグループの色。
最後に、夜中まで語り明かしたいトピックについて書いていく。それが「メンバー全員の声が良すぎる件について」である。
グループの曲を聴いていて、
ここまで早くメンバーの声が判別できるグループは初めてでだった。それくらい1人1人の声に個性があり、個性がありつつもそのバランスがあり得ないほど良いのである。そしてその個性のある声が、BOYNEXTDOORというグループの色を特出させていると感じる。
まず、勝手ながらにメンバーの声について特徴や所感を羅列してみた。
(あくまで個人の主観である。)
※ここからは個人の主観が非常に強いです...!
🐈ソンホくん
・暖かい声。(秋冬が似合う)
・まっすぐな力強い芯のある声を柔らかいベールで包んでいるような、”ちくわキュウリ”のような歌声である。(どんな表現)
・音域が広く、高音フェイクでも声に厚みがあるため耳馴染みが良い。
・天性の歌の上手さを持ちつつ、基礎や技術を最大限身につけた人という雰囲気がありとても好き。
🍩リウくん
・まさに癖になる声。音域が高めで、スパッと欲しいところにハマってくるようなスピード感がある。
・自分の声に合ったスタイルを一番理解している歌い方をしている。
(ひっくり返す表現やスピード感のある歌い出しなどですごく感じる)
・リズム感に優れていて、細かい音とりのフェイクやビブラートが得意。
🐶ジェヒョンくん
・ハスキーなボイスがたまらない
・聴く人すべての耳に合う心地の良い歌声
・高音と低音、曲の雰囲気によって声のトーンや雰囲気を自由自在に操れるカメレオンタイプだと思っている。(低音イケイケなのに、音域高めのボーカルになると一変爽やかハスキーボイスになるのたまらん)
・声に奥行きがありつつ、どの言語でも発音がとにかくクリア。気持ち良すぎる。
🐈⬛テサンくん
・こちらも暖かい声(春が似合う)
・空気を含んだようなおしゃれな歌い方と高めのトーン、カフェとかで聴きたい”キャラメルマキアート”のような歌声。
・ロックが好きなのが伝わってくるラップや力強い歌い方も魅力的。
・歌い方のスタイルが確立されていて、発音と息の使い方に特徴があると感じる。(例えるなら気球のような息の使い方をしている。すごく研究されてそうで好き。)
🐟イハンくん
・味がありすぎる低音ボイス
・声に響きがあり、曲に奥行きや深みをプラスしてくれる
・音域が広い!声自体に深みがあるので、高音域でも重心が低く安定感がある。
・グループに1人は低音担当が必要だと思うが、イハンくんはただ低いだけでなくダンディーで、柔らかく甘い声質のため、グループとの親和性が高いかつスパイス的存在になっている。
🧸ウナクくん
・THE"爽やか"!!
・BOYNEXTDOORくんのコンセプトに本当にピッタリだと思う。
・炭酸のようなキラキラと弾ける明るいトーンの声だが、甘い歌い方をするときもある。高度な技術やセンスを持ち合わせているため、青春と大人の2面がある声。
・テサンくんと同様、発音と息の使い方に特徴がある。(特にウナクくんは発音をちょっとぼかして丸く歌う感じがある)
魅力が多すぎて語り切れないのでほんの一部を羅列してみた。
羅列してみて思ったが、それぞれの個性が確立されており改めて魅力が溢れ出ている。(感心)
特に彼らの声の良さが引き立っていて大好きな曲の動画を貼っておくので、ぜひ聴いていただきたい。
さて、"個性のある声が、BOYNEXTDOORというグループの色を特出させていると感じる。"と述べたが、具体的にどういうことかと言うと、
彼らが何を歌っても”BOYNEXTDOORの曲”になるということだ。
何かの曲をカバーしているのではなく、自分たちの曲かのように歌うことが出来る。そしてそれを聴いている側にもそう感じさせることが出来るのは、BOYNEXTDOORのグループの色が特出しているからだと考える。
では、声にそれぞれ個性があるのに、なぜそれらが孤立することなく、バランスよくグループとしての色を確立させていると感じるのだろうか。
理由は、メンバーそれぞれの声にそれぞれいくつかの共通項があるからだと私は考える。今回は、「 声質」と「歌い方」という2つの観点から共通項を見ていこうと思う。
1.「声質」の共通項
先程羅列したように、メンバーそれぞれ特徴的な声質を持っている。
その中でも、色々な面で声質に共通項を持ったメンバーが集まっているからこそ、グループ全体のまとまりが生まれているのだと感じる。
ではどんな部分に「声質」の共通項があるのか、考えを述べていく。
⭐️声質が”爽やかグループ”と”暖かグループ”に分類できる
BOYNEXTDOORくんを声質の観点から見ると、大きく分けて2つのグループに分けられると感じる。それが”爽やかグループ”と”暖かグループ”である。(ネーミングセンス皆無で申し訳ない)
▪️爽やかグループ・・・リウくん・ウナクくん・ジェヒョンくん
▪️暖かグループ・・・ソンホくん・テサンくん・イハンくん
上記のように分けられると考える。
それぞれの個性はあるものの、パッっと聴いた時の声の印象に共通項があり、それが上記のような「爽やか」「暖かい」といった印象である。
声質にある程度の共通点があるからこそ、グループとしてまとまりがある。なおかつ、誰か1人の声が抜きん出て聴こえることがなく、グループ全体としての耳馴染みが良いのだと考える。
しかも、爽やかと暖かさという印象は、BOYNEXTDOORくんのコンセプトにぴったりであり、この声質の共通項はグループとして音楽を表現する際の大きな強みになっていると感じる。
2.「歌い方」の共通項
何を歌っても、「BOYNEXTDOORだ・・!」と感じる要因の1つとして、グループとしての歌い方が確立されていることが挙げられると考える。
アーティストとして、この歌い方はこの人っぽい・・!と思わせることは、勝ち確であると私は考えている。聴いている人に、そのアーティストにしかない色を持っていると思わせる要素として「歌い方」はすごく大きい。
(実際に有名なアーティストって、こんな歌い方だよねというのがすぐに思い浮かぶしね・・!)
ではBOYNEXTDOORくんはどんな「歌い方」の共通項を持っているか。私の考えを述べていく。
⭐️息の使い方の共通項
BOYNEXTDOORくんの中でも、特に歌い方が唯一無二であると感じるメンバーがいる。それが”テサンくん”である。
彼の歌声は、グループの個性をグッと引き上げていると感じる。
パッと聴いて、「うわ!BOYNEXTDOORっぽい!」と聴いてて思わせる歌声は特にテサンくんなのではないだろうか。
しかし、そんな彼の歌声がいい意味でグループの馴染んでいるのには、「歌い方」という観点でメンバーとの共通項があるからだと考える。そのひとつが「息の使い方」である。
上記でも少し触れたが、テサンくんは”気球のような息の使い方”をして歌っている。歌う際息を前に飛ばすのではなく、上に息が飛んでいくような使い方だ。具体的にいうと、”R”の発音をするように、口の中に空間を作り歌うイメージである。(実際に彼がそうして歌っているかは分からないがこういった印象を受ける。)
この息の使い方をしているメンバーがもう一人いる。それがウナクくんだ。
ウナクくんも、テサンくんと同様気球のような息の使い方をしている。
そのため、二人とも発音が柔らかく聞こえ、丸い弾力のあるような歌い方に聞こえる。この歌い方が、BOYNEXTDOORらしい歌い方・グループの特色をグッと引き上げていると感じる。
そして、先ほど述べた声質のグループにおいて、この二人は別のグループに属している。そのため、特徴的な二人の声が中心となってそれぞれに共通点があり、分布されるようなイメージでグループの一体感が生まれているのだと思う。
(例えばリウくんは、テサンくんやウナクくんとは真逆で新幹線のようなスピード感のある息の使い方をすることが多いが、声質がウナクくんと似ているため、一体感が生まれていると感じる。)
⭐️発音が全員で統一されている
さて、ここまで色々と個人の主観的考えを述べてきたが、グループの歌い方の特色の真髄は「発音」にあると考えている。
彼らの持つ「発音」の特徴はまさに「柔らかねっとり」した発音である。(語彙力がなくて申し訳ない)
具体的にいうと、例えば韓国語の「봐」。カタカナ表記すると「バ」になるが、この発音が「ゥヴァ」になるイメージである。
全体的にひとつひとつの言葉の子音と母音が強調されている印象を受ける。
それでいて、曲のメロディや音の捉えからが柔らかいため、「柔らかねっとり」という表現をしてみた。
ひとつひとつの言葉の発音をわざと大きく捉えて歌うニュアンスが、全員で統一されており、うわ〜BOYNEXTDOORくんっぽい!と感じる。
この”っぽい”と感じさせることは、決して簡単ではないし、デビューして間もないのにこんなにもグループの色を確立させているのが、本当に素晴らしい。きっとこの魅力にハマる人も多いだろう。
まとめ
ここまで長々と(長すぎ)彼らの魅力について語ってきたが、総じてBOYNEXTDOOR、最高。
正直ここまでハマるとは本当に思っていなかったが、彼らには確かに人を惹きつける魅力があると感じる。
彼らの生み出す音楽が大好きなので、今後ものびのびと好きな音楽を作り、歌えることができる環境にあってほしいと強く願う。
そしてこれからもBOYNEXTDOORというグループがどんな音楽を生み出していくのか、とても楽しみである。
そして、ここまで私の拙い文章を読んでくださったあなたへ、感謝を申し上げます。ありがとうございます。
あくまで個人の主観としてつらつらと語っただけなので、ここはこう思うな〜だったり、これもあるよね!といった意見があると思います。
そういった意見の交換、大好きなのでぜひコメントなどしてくださると喜びます。(私が)
今後も、BOYNEXTDOORくんの音楽に魅了され続ける予定ですので、
その度に語るかもしれません・・。
また気が向いた時に読みにきてください。
それではまた。
かわうそ