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さよならPOISONな日々

最近の私と写真

2024年6月4日(火)
写真についてはなにかしらの階段を登っているのか、これまでのように散歩や観光で行ったところをバシバシ撮って足取りをそのまま載せるということにあまり熱心でなくなっている。

理由はいくつかあるんだけど、いちばん大きいのは私がカメラを覗いている間、同行者を放ったらかしにしているということが気になる。
この同行者とはパートナーのあどちゃんだったり、お友達だったりするんだけど撮ってばっかりだと相手はちょっとつまらないだろうな~と感じはじめている。
誰かに言われたわけではなくて、私が勝手にそう思っている。

お寺や神社なんかに行くと、その場所のいわれだったり、御神木のことだったりが書いてあったりする立て札みたいなやつを声を出して読みはじめる友人がいます。
「へぇ~」と相づちをうつ。
「平安時代からあるんだねぇ」と歩を進める。
そういう時間ありますよね。
その説明書きの立て札のようなあれを私がパシャっと撮るのがなんとなくデリカシーが無いように思ったんですよね。
記録ですからね写真は、このアクションってこんなの後で見返せばいいじゃないと言わんばかりの行為かもしれないなって。
写真を見返したところで、その立て札の文章はきっと読み返すことなんかないじゃない?
だったら、どうせ内容は忘れちゃうなら、読んでくれる友人の横で「ふんふん、へぇ」とレンズ越しでない私が答えてる時間の方がいいなぁと感じたんですね。

写真は宙に投げられたボールを止めてしまえるけれど、受け取って投げ返すにはカメラを置いておかないといけない時があるのかも知れないなぁ。

せっかく遊びに来たんだもの、キャッチボールも楽しまないとね。
というところでしょうか。

もしかしたら写真の上手い人はキャッチボールをしながらシャッターを押せるのかも知れないけど、私にはなかなかむずかしい。

そんなこんなで最近はカメラを肩から掛けてるけどなかなか撮らない鼻につく人になってしまっている。
今まで「格好つけてカメラぶらさげやがって、アクセサリーかよ」って思ってすれ違った見知らぬあの人もあの人も何か理由(撮るところと撮らないところのバランス)があったのかも知れないですね…。

外国人ばかりのコーヒー屋さん
すこし早めのあじさい見つけました


もちろん楽しくないお出かけもある

最初のうちはカメラを持ってうろうろするだけで楽しかったんだけど楽しくない日ももちろんあって、それは例えばその日相手が話したかった話題が「楽しそう」に聞いてはいけない相談事だったり、単純に私が気乗りしないお出かけだったり、天気が悪くてあまり撮れない日だったりいろいろあるんだけど、そういう日に撮った写真は画に付いてくる思い出が楽しくない雰囲気をまとっているので写真の選択や現像が全くもって楽しくない。
別に見返したくないほどに。
なんならパソコンに移すことすら億劫。

そういう物は月日が経つとまた単純な画として見れるのかも知れないけど、フォルダをクリックしようとする指に重さがなくなるまでは放っておこうと思う。

そして最悪なのがなんとなく気に入る物が撮れてなくて私の機嫌があまり良くなくなって楽しくない空気を生むという時。

親ならもう撮らなくていいって叱るわ。

ステキデスネ、ニッポンタノシンデマスカ?


行った場所を順番に記すだけだとポイズン

しばらく写真に対して撮った順番に、その1日の流れに合うように文章を添えていました。
これにも私が飽きてきた。
朝起きて、どこへ行って、何を食べて…それをやりたい特別なお出かけや旅行ならね、私も楽しいんだけど、それをやることを考えて1日を組み立てようとすると、写真を撮っても良さそうなご飯屋とかを探す頭になるんですよね。
本末転倒です。

「あ、焼き鳥の煙、うまそ~席空いてますか~?わぁ狭っ!」
ってやりたいじゃないですか。
レビューみて予約ばかりだとなんかおもしろくないじゃないですか。

そして、心のない1日の流れを記すだけの文章が出来上がる。
そんなの…言いたい事も言えないなんてポイズンなわけです。
もっとこう言いたいことを書いたうえで、写真の画は関係なくても挿絵として挟むくらいでもいいんじゃないかと思ったわけです。
(そしてこの記事でやってみている)

宮下公園のあたりずいぶん変わりましたね
もうなんだか全然公園じゃないのよ


作品撮りの練習

出してみたいなって思ったコンテストがあって、でも写真で作品とは…そのあたりをパシャパシャ撮ったもので良さそうなやつではだめなのか…などと考えているとよくわからくなってきて検索してみると「作品撮り」という世界線があるらしい。

私別にかわいい女の子にモデル頼んで、ブルーのワンピースはためかせた、海辺の画なんか撮りたくないのよ。

波の立ってない湖に富士山が鏡面反射して、シンメトリーが美しい画や、山の頂上に登った時の朝日のかがやきの画も別にいらない。

これね、撮りたくないものはなんかあるんだけど、じゃあ何を表現するのに何を撮りたいかははっきりしていない状態。

そこで家で真似事をしてみました。←!?

あどちゃんがスカーフかぶって遊んでいたので、家で「いいよ、いいよ~」と言いながら撮影した写真がこちら。

なにこれ

以上の事から、最近私は写真向いてないんじゃないかと思っている。

楽しいので辞めはしないと思うけど、興味をもってプロの作品を見たり、他の素人の方の作品を見たりしてると才能の有無みたいなものが関わる世界ではあると実感してきている。
どうみたって私は無い方の人だ。

私がいつか振り返る時に私が過ごした時間を思い出せるくらいの記録が残っていれば不満はないんじゃないだろうか。

私は結局こっちの方が好きな写真

今日はここまで。
読んで下さってありがとうございます。

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