Route4(前編)
小さい頃から地図を眺めるのが好きでした。
父は小さな駅ですが駅長まで務めたことがあるぽっぽやでしたが、息子の興味は鉄道網よりも道路網。国道、県境、半島の先っぽ、ワクワクしませんか?小学生の頃、理系人間としてはとかく退屈しがちな社会の授業。その中でも「伊能忠敬(歩いて日本地図を作った人)」と「廃藩置県(現在の47都道府県の基礎)」というキーワードにはとてもときめいて、図書館にあったそれ関連の本を読み漁った記憶があります。少し話は逸れますが、当時からミステリーも大好きで「怪人二十面相」や「シャーロックホームズ」はあっという間に全巻読破。貸出履歴を手書きで記入する貸出カードは、表裏に記入できるのに関わらずあっという間に埋まってしまい、新しいカードをセロテープで貼り付けてもらって日めくりカレンダーのようになってました。
そんな読書オタクも大学生になり自分の車を持つと、地図で見た尖った場所に行きたくなるのは必然の理。つくばに住んでいたので、近場のターゲットと言えばまず千葉県ですね。台風ニュースでお馴染みの犬吠埼、南千葉の名門安房高校近くの野島岬。白河藩主松平定信にゆかりのある富津岬。
さらに大学院生になると、「学会」という名の「大学のお金で旅行できる権」をゲットできるため、行動範囲がぐっと広がります。レアなところで言えば、佐渡島最北端、行きましたね。これは今風に言うなら聖地巡礼ってやつ。内田康夫センセ原作のミステリー小説、浅見光彦シリーズ「佐渡伝説殺人事件」に登場する賽の河原と断崖絶壁に架かる海府大橋、見に行きました。残念ながら高所恐怖症のため橋の真ん中までは歩いて行けず、橋の入り口から精一杯腕を伸ばして断崖を撮った写真が自宅にあるはず(笑)。
さらにレアなところでは、キラウエア火山で有名なハワイ島にあるアメリカ50州最南端「South Point」。国際免許はホテルでサラッと手続きすればゲット出来るので、左ハンドルの車を借りて、右側通行の道を走って行きました。ここでは勇気を振り絞って、岬から突き出た木製の撮影スポットに立ちましたよ…(笑)。
社会人になってからは、能登半島の先っぽ、男鹿半島の先っぽ、知床半島の先っぽ(カムイワッカの滝)、薩摩半島の先っぽ(鹿児島なのに長崎鼻)などなど。鳴門海峡も先っぽと言えるかな?
ここまですべて、自分でハンドルを握って行っています。小さい頃から地図で辿っていた、国道を通って。
そんな国道マニアの心をくすぐるyoutubeチャンネル、今回はこれを勝手に紹介したいと思います!
おもしろ地理ch
どの動画も本当に飽きないのですが、特に国道関連はまじでツボ。
国道についてはいろいろ語りたい事がありますが、とりあえず日本で一番長い国道、国道4号線。自分の人生は国道4号線を南下してきた人生?と言っても過言ではありませ、、、言い過ぎか。続きは後編で書きたいと思います!