『法廷遊戯』五十嵐律人
本書を知るきっかけとなった、QuizKnock河村さんのコラムの一節だ。自分も何も考えずに理系を選び結果にも後悔はしていないが、果たしてその過程について思いを巡らす機会があっただろうか?と気づかされた。そういう意味でも非常に興味が湧き、本書を読んでみることにした。
以下、ネタバレを含みます。ご注意ください。
ストーリーが進むにつれて発生する事象、その事象に関する法的な定義と論理、その論理に対する登場人物達の考察。文系の頭がいい人達の論理構成力、瞬時の言語化能力に圧倒され続