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僕の本棚のルーツ

自分のnote記事で度々紹介しているYoutubeチャンネル「ほんタメ!」。
先日、MC2人の「読書相関図」なる動画がアップされました。



面白そうだったので自分も書いてみようかな?と一瞬考えたのですが、
相関図が書けるほどの読書量も、作品に触れた作家さんの人数も多くありませんでした(笑)。ただ、いろいろと記憶を辿る中で、いくつかの思い出深い本屋さん/図書館があることに気が付いたので、それらについて書いてみようと思います。

「奥底に眠るルーツ/ずっと真夜中でいいのに。」を聴きながらまったりと読んでいただければと思います。


1:郡山市立〇小学校図書室(郡山市)

自分の読書ルーツは間違いなくここでしょうね。
体も小さく運動も苦手だった児童会会長は、図書室常連の読書少年でした。時は昭和、貸出履歴を管理するのは手書きの貸出カード。
自分のカードは表裏に記入できるのに関わらずあっという間に埋まってしまい、別の色の新しいカードをセロテープで貼り付けてもらって日めくりカレンダーのようになってました。
特に記憶に残っているのは「怪人二十面相」「シャーロックホームズ」シリーズ。当時からミステリーが好きだったようです。現代のようなキャッチーなイラストが描かれた表紙ではなく、重厚なハードカバーでいかにもミステリアスな表紙、とても小学生向けとは思えない本だったと記憶しています。

2:東北書店(郡山市)

大学受験のために買った参考書、問題集、赤本、辞書達。
ボロボロになった英和辞典や、「速読英単語」のような一生使える参考書はいまだに自分の本棚の一角にひっそりと置かれています。
おそらく全て「東北書店」で買った本だと思います。郡山駅前アーケードの一番奥にあって、時にはクラスメイトとオススメ参考書談義しながら、時には一人で自分に合いそうな参考書を見つけに、足繫く通った本屋さん。

少し調べてみたら、2007年に閉店していました。ああ、なんて懐かしい光景!ありがとうインターネット。ありがとう写真を残してくれたブログの筆者。


3:3学書籍部(つくば市)

自分の本棚にある一番大きい本、「The Unix Super Test(上)(下)」を買ったのは、筑波大学キャンパス内にある「3学書籍部」ですね。
その他にも「情報論理回路」「データ構造とアルゴリズム」「C言語プログラミング」等、挙げればキリがありませんが、大学の講義で使用するテキストの類は全てここで買えるようになっているという仕組み。
ここではテキストだけではなく、黒ボールペン100本以上、ルーズリーフ1,000枚以上は買ったと思います。うーん勉学熱心!

ちなみに筑波大学キャンパス内には少なくとも書籍部(本屋さん)が5箇所ありました(さらっと言うな!?)。1学書籍部で買った「ミクロ経済学」「マクロ経済学」、2学書籍部で買った「犯罪心理学(ユナボマー)」なんかが今でも本棚に置いてありますね。ちなみに犯罪心理学の講義を取ったのはミステリー好きが高じて、という訳ではありません。ただ単に心理学専攻の彼女と一緒に同じ講義を受けたいという不純な動機。レポートで玉砕して単位落としました。どこが勉学熱心なんだか。


4:筑波大学中央図書館(つくば市)

間違いなく人生で一番多く通った図書館でしょう。
自分が所属していた研究室の博士/修士課程の学生には、通常の研究ゼミの他に「文献ゼミ」というものが課せられていました。自分の研究テーマに関連する海外の研究論文/文献について、最新の研究動向や新しいアプローチ等を指導教官や他のゼミメンバー紹介する、というもの。
まあ図書館に行けば海外の研究ジャーナル誌などは豊富に揃っているんですが、まず自分の研究に関連するものを探し出し、英語で書かれた内容を深く理解し、百戦錬磨の猛者相手にプレゼンしないといけない。恐ろしく準備に時間がかかるこれが、年3回自分に回ってくるという。しんどかったなぁ。
仕事でもプライベートでも英語のマニュアルに出くわしたときに「うわっ英語やん!読めない!」とはならずに「仕方ない、読むか。」って思えるのは、この時の経験が生きていると思います。
本棚に置いてある、一応製本された自分の修士論文。いろいろ詰まってる。


5:ブックバーン(つくば市)

内田康夫さんの「浅見光彦シリーズ」、京極夏彦さんの「百鬼夜行(京極堂)」シリーズ。これらは大学生時代の友人におすすめされて「ブックバーン」で買い揃えました。車を運転するようになって行動範囲が格段に広がり、さらに学会やワークショップ参加のため全国津々浦々に足を運ぶようになった大学生時代。浅見光彦が訪れた場所へ行ったり(今でいう「聖地巡礼」、国道関連、廃藩置県や飛び地などの県境の成り立ちなどに一層興味が深まって、関連書籍を集めたりしました。

わー、ブックバーンも閉店してた、、、。


6:有隣堂(ヨドバシアキバ内)

車椅子に乗るようになって、さすがに本屋さんに行く機会も減ってしまったのですが、東京のど真ん中にどでかい駐車場も持ち、駐車場から本屋さんまでエレベーターで直結している「有隣堂」にはかなりお世話になりました。とにかく規模が大きく、様々なジャンルの本を購入しました。「ダヴィンチコード」で再燃したミステリー熱は、湊かなえさんの「告白」「贖罪」、歌野晶午さんの「葉桜の季節に君を想うということ」、殊能将之さんの「ハサミ男」、森博嗣さんの「すべてがFになる」などなど数え切れないどんでん返しに繋がりました。「ジョジョの奇妙な冒険」の文庫版全巻や、高度情報処理技術者試験「アプリケーションエンジニア試験」の小論文合格例文集なんかもここで買った本ですね。

もうお分かりでしょう。閉店してました。


7:Googleブックス(クラウド)

自分の手で本を持ったりページをめくる事が難しくなってしまった今でも、電子書籍で読書が出来る令和時代。やっぱり昔ほどの読書量には及びませんが、ほんタメのたくみさんやQuizKnockの河村さんが紹介している本の中で気になったものを中心に、細々と読書を続けています。


電子本棚!?


以上、最後まで読んで頂きありがとうございました。




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