見出し画像

【執筆日記:1月13日】推敲とご褒美ピザ

 ピザを食べた。食べちまった。ああ、もう私はおしまいだ。
 最近引っ越しをした。住む街が変わった。ウーバーイーツのショップリストもがらりと変わった。で、試しに頼んでみた。それがいけなかった。
 とんでもなくうまいのだ。このピザが。
 東京にいたときもピザはよく頼んでいた。まあおいしいけど、感激するほどのうまさではない。届く頃には"みみ"はちょっと固くなってるし、チーズもゴムみたいにぶにっとしているときがある。まあデリバリーのピザなんてそんなもんかなと思っていた。
 が、ここのピザはすごい。なんたるうまさ。いつも"しらすとトマトのピザ"と、"生ハムと半熟卵のピザ"を頼む。う、うますぎる。すごいのはさ、ほっかほかじゃないんだよ。届いたとき。ちょっと冷めてるんだよ。熱々じゃないの。でもうまいの。すごくない?
 ピザ生地もべつに、凝ったつくりではない。耳の中にチーズが入っていたり、ものすごくふかふかというわけでもない。なのにもんのすごくうまいのだ。にんにくが効いていて、しらすはよく太って大きくて、こぼれるほどのっている。最高!
 というわけで引っ越してまだそんなに経ってないのにもう何回も頼んじまってるという寸法よ。はー。どうしたもんか。よくないのは、「ご褒美」と言い聞かせしょっちゅうこのピザを頼んでいることだ。今日は推敲をがんばった。年明けから原稿の書き直しに入っている。削るところや表現を変えるところがあまりにも多くて泣きそうになっている。脳みそがぜんぶぐにゃぐにゃのグミになったみたいな感じがする。頭が働かない。しんどい。ああ。
 とまあ、そんなときに私はピザを頼む。そしてビールも飲む。うまい。うまいけどこれでいいのか。この程度で「ご褒美」なんて言って。自分に甘すぎる。三日に一回はご褒美で何かしら買ったり食べたりしている。昨日はローソンのいちごタルトを食べた。うまい。いやいや、よくないよ。
 と言いつつ、まー、幸せです。考え続けていると、パズルがぴたっとはまるみたいに、「こう書けばいいのか!!」とひらめく瞬間がやってきたりして。絶対に無理だ、これ以上面白くできないと思っていたはずが、急にいい展開を思いつくこともあって。そういう日は、やっぱりご褒美ピザ、食べちゃいますよね。うん。
 いやー、がんばってます。面白くなってきたと思う。はやく読んでもらいたいなー。


初小説『元カレごはん埋葬委員会』。好評発売中です!!

第1話をまるごと公開中です!


いいなと思ったら応援しよう!