【日記】31歳、お気に入りの喫茶店で自分を取り戻す。コーヒーのハンドピッキングの音を聴きながら。
お気に入りの喫茶店がある。
駅から小道を抜けて数分歩いたところに、その店はある。「喫茶店」という名前がまさにぴったりのところだ。木目の模様がしっかりと浮き出たテーブルと椅子、店主の趣味が全開の本棚、少し酸味のあるコーヒーの香り。この店で採用されているのは、布製フィルターを使ったネルドリップ方式だ。注文するたびに毎回違うカップでコーヒーが出てくるところも、たまらない。
一階のカウンター席が、いちばん好きだ。
このお店には手帳やノートを書いたり、原稿の読み直しをしたり