なぜあなたのダイエットはうまくいかないと思いますか? ~ダイエットの天敵、それは「二重過程」~
なぜあなたのダイエットはうまくいかないと思いますか?
……すみません。煽った言い方をしてしまったかも。
ですが、ダイエットに限らず、何か目標に向かって頑張ろう!と思い、ついついYouTubeを見たり、SNSを見たり、部屋の掃除をしたりすることは誰でもあると思います。
私もしょっちゅうやります。なかなか目標に向かうのって難しいですよね…。
つまり、ダイエットに限らず、ついついやってしまい、失敗してしまうことは誰にでも起こりうることです。
強靭な意思の持ち主はそもそもダイエットに悩むことはないと思いますし……。
よくあるダイエットの間違いとして、ダイエットグッズを買いあさったり、瘦せると言われる健康食品を買ってしまうことですね。
買うことそのものは悪いことではないのです。意識をもってやろうとするのは大事なのですことですし。
ですけど、皆様はこんな経験はありませんか?
ダイエットしようと思い立ったら、今の時代SNSやYouTubeでごまんと情報が出てきます。
大抵はこれさえあれば!とかたったこれだけで!と言って少ない労力で最大限の効果を出すような謳い文句で購買意欲をかきたてます。
今まで効果がなかったことはわかっているのに、「今回こそは……」と期待してまた裏切られて、自己嫌悪のループに陥ってしまうこともあるでしょう。
または、短期的に上手くいってもまたリバウンドしてしまい、自分が情けなくなることもあるかもしれません。
そしてまた新しい商品に手を出してしまう…。
私も「健康」と言われるものは何でも買ったので経験はあります。
ですけど、この負のループに陥ってしまうのは、皆様が原因ではないのです。
ではなぜこんな負のループに陥ってしまうのでしょうか?
答えは人の「生存本能」にあります。
そもそも人は本来狩猟採集で生活していました。
そして生活の中で一番カロリーがあったもの、それは木の実です。
つまり甘いものはカロリーが多く栄養価も高い。生き残るためには早く食わねば!となり結果として衝動的に食べてしまう。
ですけど、現代の先進国では高カロリーの食べ物など安値で手に入ります。
近くのコンビニにいけばすぐに食べることができますし。
別に甘いものが好きじゃなくても、近くに食べ物があればなんとなく口にしてしまう。
食べないように、我慢しようとしてるのに。
これを「二重過程説」と呼びます。
二重過程説とは、思考プロセスのことで、システムⅠとシステムⅡに分かれます。
システムⅠは無意識的で自動的に直感的に働きます。カロリーの消費量も少なく低労力です。
システムⅡは意識的に制御され、処理が遅いですが、熟慮的に働きます。カロリーの消費量も多く高労力です。
では、生存本能という生き残ることだけで考えると、どちらの方が効率的でしょうか?
…言うまでもありませんね。答えはシステムⅠを重点的に使います。実際狩猟採集時代ではこちらの方が遥かに生き残りやすいですし。
つまりダイエットでも目標達成でも、システムⅠがシステムⅡに勝ってしまうので、衝動を抑えることが出来ないので、いつまでも失敗してします。
これを覆すためにはシステムⅡにより知識をつけ、システムⅠをコントロールできるようにすることが大事になっていくのです。
だからあらゆる商品を買っても、そもそも自制心を養わないと全く意味がなくなってしまいます。
自制心を身につけた上で、効くと言われる商品を試していけば良いと思います。
ではそうすれば自制心を養うことができるでしょうか?
答えは「セルフモニタリング」です。
「マインドフルネス」とかよく言われますけど、名前や分類には私はこだわってません。使って人生が改善すればそれでいいですしね。
では、個人的に試していった中でよかったものをいくつかピックアップしていきます。
実際に皆様が行動する際の参考にしていただければ幸いです。
・ビジュラントモニタリング
なにか食べたくなった時に、「本当に食べたいの?どうして食べたいの?」心から食べたいと思っているのか、ひたすらと問いかける
・刺激コントロール
自分の生活を調べて、いつどこで食べたくなるのかを調べる。そのあと食べたいものを捨てて、食べたくなっちゃう場所や友達に近づかない
・ディストラクション
食べたくなったら、何か別のことを想像して(食べ物と関係ないものや嫌悪感が湧くもの)気を逸らす
いかかでしたでしょうか。
少しでも皆様の役に立ち、人生が好転して頂けたら幸いです。
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