美味しかった福岡のもの
旅レポート書く気満々だった。
今年、実は福岡の旅に出かけていた。
だけど、予定していた時点でこんなに体調が悪いとは思っていなくて。
交通費も宿泊費も払ってしまっていたから、どうにか行ったものの、ホテルの部屋で休む時間の方が長くて。
旅レポート、本当は早々に書いてみていた。
でも読み返すと、ほぼ何もできなかったから内容が薄すぎた。
元々、夫と私の旅行って日常から離れて、リラックス、リフレッシュするのが楽しみ。だからその街の雰囲気がわかればそれで良くて、いつだって旅の中身は濃くない。その土地の美味しい食事と、気ままに足が向くままを楽しむ。疲れていたらホテル周辺で済ませる。
なのでいつも通りと言えばそうなのだけど、あまりにも私が横になっている時間が長くて、その旅レポートを読んで「なにこれ」と自分で困惑してしまった。
でも美味しかったものは書いて残しておきたい。ここはご当地グルメとしようと思って、突然今のタイミングで書き直して載せることにした。
福岡に着くと、noteで仲良くしていただいているTOMOさんややもりじゅんこさんと、連絡をこまめにやり取り交わして楽しかった。
横になっているとお腹が冷えるから、持って行ったパジャマでなく温かい部屋着ズボンを買いに行く。
TOMOさんとは「〇〇で買えたー」「良かったー」なんてやり取りしていると近くにいるんだと実感できて、腹痛ありつつ束の間ウキウキした。
じゅんこさんとは会う予定にしていたのが、事情あって会えなくなったので、代わりにいただいた情報でもつ鍋屋さんに行く。
「楽天地」というお店。
もつ鍋は、30年ほど前の流行があった時に一度関西で食べに行ったくらいしか記憶がない。もつとは言うけどそんなに臭みもなくて美味しいのね。くらい。
気に入ったけど、その後、専門店に食べに行く機会はなかった。どこかの全国チェーン店でもつ鍋のメニューを頼むとか。そのていど。
紹介された写真を見て夫と「美味しそう!」と言っていたものの、それがどんな味かはいまいち想像できていなかった。
まずつきだしに酢モツと明太子が出てきた。
何度も口にしてきた明太子だけど、それまで食べたのとはちがった。魚くささがないのに、海の香りを感じて新鮮なようだ。
酢モツも初めて食べたけど、さっぱりしていて食べやすかった。
そしてもつ鍋!
スープが味わったことのない美味しさだった。
しょう油っぽさの中に甘さと旨味があって。くさみもなくて出汁の香りも良い。そう言えば福岡のしょう油には甘みがあると聞いているので、甘さは大事な要素なのかな。
二人で「美味しいね!」と言いながらガッついてしまった。
その後、店を出てすぐ隣りにある、じゅんこさんおススメの「西通りプリン」でプリンを買う。
基本の味は知っておきたくて「ポシェ」と書かれたカスタードプリン味を買った。蒸しプリンでカラメルソースが付いている。
これも美味しかった。カスタードの味がしっかり濃厚でいて、重たくない。舌触りもクリーミーだけど柔らかすぎない。夫は濃厚ミルク味の方が気に入ったみたい。
ああ。中身を撮りそこなっている。
私ったらセンスないー!
と嘆いていたら、じゅんこさんが写真を送って下さった。
他には、福岡のうどんは柔らかいらしいから食べてみようと話していた。讃岐うどんとはちがって、コシのないふにゅふにゅ柔らかいうどんも楽しそうではないか。つゆもきっと美味しいよね。
どこの店が美味しいかとかより、夫や私の都合で出られる場所が限られたので、お手軽にチェーン店「ウエスト」で食べてみることにした。
でも私、冷たいうどんを頼んだからか、コシはしっかりしていた。夫の頼んだ温かいうどんは柔らかかったらしい。いずれにしてもつゆはやっぱり甘めで美味しかった!
そうやって二度、外に食べに出たので、街の風景の変化も楽しめた。夜になれば出る屋台の風景は福岡ならでは。準備を始める様子も面白かった。人気のある屋台店は行列もできているのね。いつか元気な時には屋台にも挑戦してみたいな。
都会なんてどこも一緒かと思いきや、札幌に似ていたり、名古屋に似ていたり、梅田に似ていたり、三宮に似ていたり。どこかの風景がどこを連想すると楽しみつつ、それらが合わさったものがどうやら福岡天神独特の風景。
あと付け加えておきたいのが、福岡の人たちは開放的でオシャレな印象。お店の方たちの愛想の良さは関西を思わせるし、歩いている人たちを見ていると楽しい気分になる。
いつになるかわからないけど、気に入ったので、また福岡行きたいな。次回は体調の良い時に、もう少し散策して他の美味しい物もたくさん食べてみたい!