大好きなshozo cafeへ行く~シュトーレンも楽しむ~
久しぶりに那須のshozo caféに行った。
白河に分店ができて、頻繁ではないけれど、何か月かに一回、コーヒーやスコーンを楽しみに行く日もある。周りは遊歩道があったり、神社があったり、ピクミンブルームのビッグフラワーが咲いていたり楽しい。
那須塩原の本店は遠いし、那須街道が混むのでなかなか行けなかった。
でも少し前に機会あってなるべく早い時間に寄ってみた。
変わらず静かで落ち着いた良い雰囲気。
店内の雰囲気も変わらず。
shozo cafeの美味しいケーキやスコーンと、いっしょに飲んだフレンチローストをきっかけにコーヒーも好きになった。この日は、フレンチローストがなく、ブレンドで。
shozo caféはコーヒーも美味しいけれど、スコーンと、それに添えてあるクロテッドクリーム、他にケーキの生地部分が美味しい。柔らかさやかたさ加減、歯ごたえ、香りから風味へ移る時の楽しい驚きなど抜群。
この日は夫がチョコレートのケーキを頼んだのを分けてもらう。よくあるアブラっぽさがなく、ぼわっと鼻の奥に香りが充満する。驚いて思わず「うおぉ……」と声が出る。初めて口にしたけど、やっぱり想像を上回ってくる美味しさ。
シュトーレンが出ていたので、shozo caféを信じて買ってみる。
shozo cafeならきっとシュトーレンも美味しいはず。値段も、他のケーキ屋のシュトーレンと比べても高くはない。 自分で作るエネルギーが日々まったく残っていないので、美味しくて手ごろな値段のものを探していた。
実はシュトーレンの良さをわかっていなかった。
今年は夫が「シュトーレンて、すごく細ーくスライスして、クリスマスまで持たせるようになるべく少しずつ食べるんだって」と教えてくれた。ああそれであんな重たい感じなのか。何十年も前から日本でも当たり前にあるもので、皆にとっては常識なのかもしれないのに、知らなかったよー。
本来はまず大きく二等分し、その切り口を合わせてできるだけ空気に触れないように保存しておくものらしい。
それに関しては切ってから知ったので「ああ……もう切っちゃったよ」と断面をうらめしく眺める。
切るまでは常温保存だけど、切ったら冷蔵保存した方が良いみたい。カビさせて食べられないなんてことにならないよう、ラップでしっかりくるみ、ジップロックで空気を抜くようにして保存する。
改めて楽しみ方を知り、口にしてみる。
甘さや香りにしつこさがない。口の中に入れるとフルーツやナッツ、シナモン、小麦粉、かかっている周りの粉糖など様々な風味と歯ごたえがそれぞれに、ほど良い調和で押しよせてくる。
おーいし~い!! ちょっと小躍りしたくなる。
これを毎日少しずつ食べるのだ。おいしくてガツガツ食べたくなるけど、きっとそうするとしつこく感じて胃もたれしちゃう。「少しずつ」の薄さを大事に守る。
二人で食べるわけだし、2週間くらいで食べきってしまいそうだけどまあそんなものでもあるらしい。毎朝少しずつ切って夫と分け合いながら食べるのは楽しみ。
長年の更年期のつらさから快復したら是非楽しみたいのがお菓子作り。シュトーレンもその候補の一つ。失敗したとてそれもお菓子作りの楽しみなのだ。そう思いたいじゃないか。
やっぱり大変だなと思ったらまた買うだろうし、一度は挑戦してみたい。
他には以前、白河のshozo caféでルバーブジャムを買った。見聞きしていたのでどんなものかと買ってみたものの、良さがわからなかった。
夫が「早く食べた方が良いんじゃない?」と消費が遅いことにちょっと慌てて多めに食パンにつけて気づいた。
「これさあ。たっぷりつけてようやく良さがわかったよ」
ほんとに?!
私もたっぷりつけてみる。
ほんとだ。
酸味強めだけど甘みもしっかりある。ルバーブ自体が野菜なので、フルーツの甘みはないけれど、その分スッキリしている。不思議な甘さだけど青臭さがあるわけでもない。
考えてみればコーヒーに始まり、初めて味の良さがわかるようになったものがshozoで多い。何でもちょっと食べて自分には良さがわからなくても、批判したくないものだな。改めてそんなことを感じながらしみじみ味わう。
チェーン店ではないカフェに行くのは私にとってはぜいたく。味も時間の使い方もその店の空間も、値段も。特にshozo cafeは自分へのご褒美のような気分。
でもこれでリフレッシュしたりリラックスしたりできるなら、また機会を見つけて行きたい。