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親子のこと

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親のこと、子供のこと、その関係についての考察や自分の思い出話、などなど家族に関することなら何でも ※映画の感想については含めません
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2019年5月の記事一覧

「結婚=子供」とは限らない

 芸能関係の話題ですが、磯野貴理子さんの離婚で、「相手が、子供をほしがったから」が理由だと言われましたね。  夫婦の問題は、仲の良い友人の話であってもなかなか全容は理解しきれないものなのに、ましてやテレビで観ている人が、理由の一つを言っただけで、それがどれほどのものか、二人の間で交わされる会話や気持ち、積み重ねてきたもの、すべてを含めた真実は誰にもわからないでしょう。  だから、磯野貴理子さんのその言葉ですべてを判断できません。もしそのように言ったのが決定的な原因だったとし

「今のままでいてほしい」と思ったことがなかった子供に対して、心境の変化

 息子が生まれて数か月で夜泣きが始まり、その後も気質の激しさに振り回されていたため、「今のままでいてほしい」と思う経験が、最近まで皆無だったと言って良い。  良いように言えば「今までより今が一番可愛い」という感情を、ずっと中学一年生くらいまで持ち続けていた。  中学二年生くらいになると、急に黙る時間が増えて、一緒にいても楽しくなさそうだし、何かとイライラするようだし、ああ前は可愛かったなあと思うようになった。  それでも息子は機嫌の良い時や落ち着いている時にはよく話しかけ

主に「母と娘」に見られる親子関係について

 親子関係について気になる記事をちょこちょこと見かけるので、前から書きたいと思っていまして。  修了証を幾つか持つ程度にしか勉強したことないし、実践経験がまったくないのですが、本だけはたくさん読みまして。そして得たものを皆さんに分かち合えたらと思いまして。机上の空論かもしれませんが、書かれた例とそれによるカウンセラーや精神科医、心理学者の話だけはたくさん読んで、著者の皆さんに共通する「伝えたいこと」を感じてきました。    父息子、父娘、母息子、母娘、それぞれに特徴があり、違

父親にとって、娘を持つ醍醐味

 先日、フォローしてる三木智有さんが、娘さんとの会話やその時の気持ちを書かれているのを読んで、ほのぼのした。  カレーパンを買う際のやり取り、娘さんの「辛くなかったらどうする?」には、大人側はぐうの音も出ない。その後、カレーパンが大きすぎていらないから、うどんを食べさせろと言い、そのうどんには卵や海苔も入れろと指示を出す。  いやあ、これが大人なら、三木さんも書いているように「社長か!」ずいぶんエラそうだ、と思うのに、子供だし、ましてや我が子だし、親は普段接していて加減を

いつか懐かしくなる子供の涙

 先日テレビを観ていた時、まだ10歳にもならない子供が、お父さんやお母さんの胸に顔を埋めて泣いている姿があった。  家族で、テレビや映画を観ていても平気で泣いてしまうが、何だかわからないけどこの時は、ひどく動揺してサッと席を立ってしまった。「あれくらい」で泣きそうになった気持ちを落ち着けたかったのかもしれない。    高校生の息子は、中学一年生の途中まで、とにかくできない物事が多かった。  かんしゃくが強くて喜怒哀楽が激しく、毎日のように、ちょっとしたことを自分で見つけ出し