【かるた】お/狼
【お】
オオカミ おつきみ おどろいた
〈動物園に行って頭蓋骨は見れなかったけどサーバルキャットは見れた話〉
オオカミといえば市内の動物園に期間限定で頭蓋骨が展示されているとかで動物園に行ってきたのだが案の定見ずに帰ってきた。
大抵の動物園はそうだと思うのだが園内が広い。このご時世、密にならなくて良いのだけど動物エリアに遊具エリア、ふれあい広場に展望台。行く前に大体2エリアくらいに絞りルートを決めて入園するのだけで大体達成率は5割くらいだろうか。
なぜそうなるかというと、まず1つめに小さいはもっと小さい時も今も他人の用事に「仕方がない付き合ってやるか」という気持ちがほぼ無い。
なので「どんぐりを夢中な所悪いのだけど母さんはシロクマがみたいのね、付き合ってくれない?」と頼んだところで「みて!これ超大きいよ!」と自慢のどんぐりを見せられてスルーされる。
2つ目に、小さい人は心トキメかない物には惹かれない。人が増えてきたタイミングや親が寒さに耐えられなくなった時、遊具に小さい乳児や幼児が増えた場合、危険度があがるので次に楽しい提案をして誘導するのだが
「あっちでオオカミの頭蓋骨がみれるんだよ、なかなか見れないんだってどう?いってみない?」「ふーん、骸骨って丸いんだよ、動物には骨があるけど車にはない!」とあさっての回答をされた。まったく心トキメかなかった様子。惨敗。
でも、収穫もあった。
自力で歩くようになったタイミングで薄暗い室内に、入口で出迎えてくれるフクロウの「ホーホー」と鳴く人形が怖いからと「夜行性生物エリア」に入ってくれなかったのだが、5歳にしてようやく克服。
4年ごしに「フェネック」や「サーバルキャット」を見ることができた!可愛かった!
じっくり見ていたかったのだけど小さい人はチラッとみて「可愛いねー」と言ったかと思うとズンズン出口に向かって歩いていった。
で、慌てて追いかける。
まー5割の予想通りである。
頭蓋骨は見れなかったけどサーバルキャットは見れた。気づかない間に小さい人も小さい人なりに少しずつ成長していたのかも知れない。今日出来なかった事が明日はできるようになっているかも知れないと思えたお出かけだった。
だから今度母さんはシロクマがみたい。
「しょうがないなぁ、いいよ」
と言ってくれるのに期待半分、あきらめ半分。
まだまだ先は長い、ゆっくり行こう。