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あの花の咲く丘で、君とまた出会えたら。を読んだ感想。

どうも皮塩です。本当は昨日のうちに読み終わって感想を書きたかったんですけど、時間が切迫してて、結局読み終わったのは今日でしたねー。
そして、映画も見たんですよ。映画と小説版の違いとか書いたらすこしばずりそうなきがするけど、半日もすれば内容の半分くらいは忘れてるんですよね。もう男の人の苗字すら覚えてません。やっぱり付け焼刃では、全然覚えてない。毎日10分の読書タイムで読んでた本の方がなんか記憶に残ってる説すらある。てな感じで感想書いてていきます。

感想

中学二年生ってこんな感じだったかなって感じの印象。思春期っていうか反抗期っていうか特に理由もないけど、親に当たってしまうようなところはあるよね。家出して、友達の家で泊まるわけでもなく、たどり着いた先が防空壕ってなんかすげぇよな。防空壕ってそこらへんにあるようなものなのか?
まぁそんな設定はどうでもいいけど、タイムスリップって感じ。
設定は昭和20年ってことで、1945年なんですよね。ここで主人公の百合が1945年ってぱっと出てしまうのはなんかすごいなって思いました。ふつう全然わかんないと思います。防空壕に入ったらタイムスリップしたってボカロ曲ありそうですよね。ないですね。
意外とあきらと出会うのは早くて、ふらふらしてたら水をくれるってやつね。これっていわゆる関節キッスって思ったんですけど、そういう描写一切なくて、さっさと終わりましたね。なんだこれ。水筒で間接キスとか王道すぎるそういうのはないんですね。
戦争って戦争してる部分ばっかニュースとかで流れるから、特攻が何とかとか一億人火の玉だとかそういうスローガンがむちゃくちゃ流れてくるから日常の生活とかよくわかんないけど、徴兵されない女性は勤労学生とかで働いてたらしい。てか、この主人公の百合はタイムスリップしてきた人間だからこの時代には戸籍すら存在しないんだよなぁって。まぁ戸籍がないなんて普通ありえないしな。って。
鶴屋食堂が特攻兵たちの第二のおふくろの味ってなんか安心できる場所があるような気がしますね。特攻するからそれまでの短い間の最後のおふくろの味って考えるとなかなか考えるものがありますね・・・
主人公の百合は未来を知ってるから、いつものように「日本は戦争に負けるんだよ」って言ってて、空気を読めない感じがありますね。これなんか見たことあるなって思ったら、はだしのゲンみたいな感じですよね。なんか戦争に負けるからやめるんだとか言ってると、非国民だとかやべぇやつ認定されるのあれだな。
甘味処でかき氷たべるのいいな。俺も雪とかみぞれとか食べたい。って思った。そんな感じ。
一冊の小説だから、出会ってから特攻隊に出撃命令が下るまで結構短かった。あきらの百合への思いがよくわからなかった。妹みたいな存在ってずっと言ってたくせに、最後の最後にやっぱり好きだったって伝えられないのに手紙で渡すっていうのなんか卑怯だなって思いました。
好きな人には過去に忘れられない好きな人がいました。みたいな続編につながるセリフもあってなんか誰も幸せにならない話だなって。
石丸と千代ちゃんも結ばれることはないし、せんそうって残酷だなって思いますよね。親とかにも別れの言葉を手紙でしか伝えることができないし、その手紙すら検閲でちゃんと届かないかもしれないって。特攻隊って本当になんだか変な気持ちになってくる。

って感じですわ。なんかそこまで感想が出てこなかったわ。
映画の感想は、明日とかに書こうかな。
ページ数は普通の本だったけど、なんか読み進めるのはすぐ読める感じだったんだよな。満足感がありました。
二時間ちょい位で読めるのでちょっとした時間つぶしくらいにはおすすめ!

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