三十一文字でボカロ新曲紹介【九月】

前回につづいての第二号、めでたくシリーズ化となりました。三十一文字みそひともんじ、つまりは短歌でボカロ新曲を紹介するとの趣向の企画です。なお短歌は、あくまで楽曲に対する二次創作という位置づけになります。ちなみに一曲だけ八月中の投稿のものが混じってますが、それが分かったあなたはボカロオタクですね笑


「目を覚ます庭」

目覚めると 地平線まで見はらされ
レンズの向こうに響け……
賛歌よ


「サマリー」

涼しくもまとめられたな
バーチャルな夏の情緒よ 波まに氷


「Ice cream fizz」

まどろみの僕らの午後は、炭酸の甘さにとけてゆく
ああ、夏よ……


「靴の向き方」

食べようよ。
あの太陽を二人して
あるかしれない 明日のために


「shadow follows」

静寂のうち 追いかけてきた影は
誰でもなくて抱きとめた
……君を


「世代」

いつまでもつづくのか
我が青春よ
ああ、オレはいまだオタクのままで


「集光」

見てごらん。いろんな初音ミクがいて
揺れてる音のライト浴びてる


参考資料:https://cobachican.hatenadiary.jp/ (コバチカ氏のレコメンド)

先月号はこちら。