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源氏物語を読みたい80代母のために 35  (源氏物語アカデミー2023レポ①)

 note自体久しぶりの更新。
 やっとやっと!諸々落ち着きましたので、さっそく
「源氏物語アカデミー2023」レポ、
 いってみたいと思います。
 今年のテーマは「源氏物語と殿舎」

テキストは同デザインで紫色♡

 10/20(金)の埼玉は朝から快晴。秋晴れの爽やかな日……どころか暑い!暑すぎて、最寄り駅まで日傘さして行きました。なんなのもう十月も後半よ?いい加減にしてほしいわこの気候。と思いつつ、汗をふきふき実家へのお土産のお菓子、姪っ子の赤ちゃんへの絵本を買い、ウキウキで新幹線に乗り込む。
 ところが長野を過ぎた辺りでいつの間にか大雨。駆け込み乗車対応のため4分遅れで発車した富山も雨。終点金沢も雨だった。北陸のしっとり感を満喫しつつ、乗り換えた北陸線特急しらさぎ。あと何回この電車に乗れるかな。車窓から来年三月開通予定の北陸新幹線の高架が見える。

加賀温泉あたりかな。

 内外の色んな意見はあるにしろ、これが様々な希望に繋がる路であることは確かなのだ。私自身、これで実家とのアクセスは格段に良くなる。しらさぎやサンダーバードの乗り心地の良さは捨てがたいけれども(北陸新幹線もうちょっと座席を何とか……←去年も同じこと言った!頼むよ!)。
 一時間で武生駅到着。此方も結構な大雨。だけど駅出てすぐのホテルなので傘無しで駆け込める。フロントでは
「源氏物語アカデミーですね、ハイ」
 と顔パスな感じでサクッとチェックイン。昔からある普通のビジネスホテルだけど泊まるの初めて。眺めがなかなかよさそう。窓下に駅のホームが見える。
 今年は諸般の事情で、母の参加は二日目朝からとなっており、開講式と二つの講義は私ひとりである。開講式までの間に夕飯を食べておかねばならない。晴れていたらカフェなど(一応あるのよ!)散策したかったけど、生憎の天気のため直近の平和堂へGO。駅前から屋根のある通路づたいに濡れずに行けるわけですよこれが。講義中/後のオヤツもしっかり買い、部屋に戻ってテレビ観ながらのんびり食べていざ会場へ。同じ建物内だから余裕余裕。ああお一人様サイコー。
 などと浮かれていたせいか、案の定やらかしました。開始時間をとり違えてた。
 アレ???開講式が思いっきり始まってる!?
 え、何で?!(何でじゃない私がアホ)
 会場は満杯で残席僅か。焦る私に席を案内してくださったスタッフさん本当にありがとうございました。そして同席したお二方、せっかくひと席空けて座られていたのに割り込んでしまって誠に申し訳ございませんでした……座ってみてわかる、大変良いお席で。なんせ先生方の真後ろ。私のようなニワカが座っていい席じゃなかった、いやホントに。
 会場内をこっそり見回してみたら、今年は三人掛けのテーブルに三人座ってるパターン多数。去年は間あけて二人ずつでしたよね。本当に隅から隅までビッチリ。なんということでしょう人が増えている!
 ともかく開講式。
 今回も山田越前市長が来賓としていらしてた。この方、以前からFBやTwitter(x)などSNSでの発信がとにかくマメ。投稿そのものは他の方がやってるのかもしれないが、本当にあちこち足を運んでらっしゃる。今年はNHK大河「光る君へ」で武生という地に注目が集まる(かもしれない)し、国府の発掘の進み方如何では位置の確定も期待できる(かもしれない)。そういう年だから、というのではなく、常日頃から地域のことを現在過去未来と考えておられる姿勢が見えて、福井を離れて幾星霜の元越前市民はしみじみ感謝しかありません。
 という感じで(←動揺していたので中身を殆ど聞いてなかったんですねハイ)開講式はさらりと終了。さあここからはいつもの(といっても二回目だけど)濃密な時間が始まる……!

<つづく>

「文字として何かを残していくこと」の意味を考えつつ日々書いています。