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源氏物語を読みたい80代母のために

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いきなり源氏物語を読みたい!と言い出した80代母@福井のために奮闘する娘の日々を記録。
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大河「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」第4~6話まとめて感想

 気がついたらもう6話やん(すっとぼけ)。  80代母の「やっぱりアンタの解説ほしいわ」というご希望にお応えすべく、このくらいの頻度でゆるゆる感想書いていきたいと思います。まあ私の勉強にもなりますしね!うん! (4)「『雛形若菜』の甘い罠」、(5)「蔦に唐丸因果の蔓」、(6)「鱗はがれた『節用集』」の三話分です。  いやーまだまだ序盤だというのに毎回濃いですね。田沼意次中心の政治がらみの話と、蔦重中心の江戸市中と吉原での話、双方を繋ぐ役割が平賀源内という構造、それぞれが全く

大河「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」第3話までまとめて感想

 アレレ?もう三話終わっちゃったぞ早くない?(すっとぼけ)  いやー今大河もめっぽう面白いですね。絵面も美しいわテンポもよいわですっかり引き込まれてます。我が80代母もいたくお気に入りのようで毎回しっかり観てる!と。「光る君へ」ロスどころか、 「私はこの年になってやっと『源氏物語』の世界に入れた気がする!言語化はできんけど!」 という力強いお言葉。テレビのみならずyoutubeを観ていても、わかる……わかるぞ……となって超楽しいんだそう。やったね布教大成功!ある意味私よりずっ

大河「光る君へ」総集編 終

 さあやっと最終巻。こんな長くなる予定ではなかったのですが例によって無計画無節操なワタクシの不徳の致すところにて、ご容赦くださいまし。  モタモタしてたらもう「べらぼう」第二話きちゃったじゃん!!感想はまとめてやります!! ※「源氏物語を読みたい80代母」のための企画です。「光る君へ」は既に終了しておりますが、総集編がこれまた単なるおまとめではなかったので急遽女房ズを召集しました。思いっきりネタバレ全開なのでご注意くださいまし。 お喋り役の平安女房ズは以下: 右近(右)、侍従

大河「光る君へ」総集編(3)(4)

 総集編、後になるほど詰めつめの詰めで、如何に情報量が多かったかがわかります。「シーズン2」あるかも?との風の噂(多分ガセ)も小耳にはさみましたが、スピンオフってことならいくらでもウェルカムですわ!まひろとききょうのオモシロ☆創作談義とか・乙丸百舌丸お伴ーズの日常とか・双寿丸の侍修行とか・直秀の過去編とか・倫子視点の道長まひろとか・周明実は生きていた編とか。観たいいいいい誰か作ってええええ。 ※「源氏物語を読みたい80代母」のための企画です。「光る君へ」は既に終了しております

大河「光る君へ」総集編 (1)(2)

 というわけで録画した総集編をじっくり最初から観直しまして、当記事を書きました。最初の方観てなかったので本編になかったシーンに歓喜しつつ。いやお前大河「光る君へ」記事はこれにて終了とか言っちゃってたやん、とのツッコミは甘んじてお受けします。ごめんなさいですまだまだ平安沼にドップリです。でも「べらぼう」もべらぼうに面白かった…そのうち感想書きます。 ※「源氏物語を読みたい80代母」のための企画です。「光る君へ」は既に終了しておりますが、総集編がこれまた単なるおまとめではなかった

大河「光る君へ」(最終回)物語の先へ

 ついに、ついに終わってしまいましたね……暫く画面の前から動けませんでした。初の平安大河が始まる!と聞いてからの二年余り、驚くほど速く過ぎ去りました。楽しい時間ほど短く感じるものですねえ(しみじみ)。 ※「源氏物語を読みたい80代母」のための企画です。思いっきりネタバレ全開&最終回につき超ーーー長文(7000字超え)なのでご注意くださいまし。 お喋り役の平安女房ズは以下: 右近(右)、侍従(侍)、王命婦(王)、少納言(少)  侍「ねえ右近ちゃん」 右「なあに侍従ちゃん」 侍

源氏物語を読みたい80代母のために 53(源氏物語アカデミー2024レポ⑥)

 さて第35回源氏物語アカデミー、最後のプログラムは閉講式&講評。  朧谷先生再び登場、京都二条室町に建て(させ)たという中宮定子の碑のお話、蘆山寺・紫式部邸宅のお話、もうすぐ碑ができるという東二条の兼家邸宅のお話、尽きない尽きない。 「源氏物語アカデミー」の聴講者は「学習能力が若返っている」んですってよ奥さん。やったねアンチエイジング!お若い方の参加も少しずつ増えていて、今年はなんと小二の希望者がいらしたそうです。すばらしい!   そして来年の「第36回源氏物語アカデミー」

大河「光る君へ」(47)哀しくとも

 うあーーーあと一回いいいい。私大丈夫かしら、終わったら何しようううう。え?大掃除?年賀状?何のことかしらウフフフフフ(壊れ気味)。  のっけから何ですけど、アテクシうっかり買ってしまいましたわコレを。  もちろん母にも送りましてよ♡(とココで言う)ちょっと早いクリスマスプレゼントというやつ?いやお歳暮?この本、現時点で既に品薄っぽいので、最終回までに入手されたい方はお早めのご購入をお勧めいたします。中身?いうまでもなく素晴らしいです!NHKの本気すごい!この値段でこの内容

源氏物語を読みたい80代母のために 52(源氏物語アカデミー2024レポ⑤)

 さあ最終日!  講義は9時からなので、朝ごはんもゆっくり余裕のよっちゃん。荷物を片付け早めのチェックアウトをして会場へ(講義後だと混み合うとのこと)。荷物は終了まで預けることも可能だそうで、いやーホテル泊は実にラクチン(何回目)。  ※ついてるとこは私見ということでヨロシクです。書き方が一定してなくてすみません。あくまでメモ・覚書ということで許してください。 「紫式部の地方観」 栗本賀世子氏 此方も紫式部集がベースの講義。レジメ9ページ(←もう慣れました笑)。参考文献がし

大河「光る君へ」(46)刀伊の入寇

 期待通りの迫力満点・初実写化の刀伊の入寇!胸熱でしたね!にしても最後のアレはあああああちょっとまってまってまっt(叫) ※「源氏物語を読みたい80代母」のための企画です。最終回までこの形式で続ける所存。思いっきりネタバレ全開なのでご注意くださいまし。 お喋り役の平安女房ズは以下: 右近(右)、侍従(侍)、王命婦(王)、少納言(少)  侍「……」 右「……」 侍「……(口パクパク)」 右「……ちょ、侍従ちゃん音声出てない。始まんないじゃん」 侍「だっ……だってええええ!!シ

源氏物語を読みたい80代母のために 51(源氏物語アカデミー2024レポ④)

 大河が毎回クライマックスすぎてなかなか此方が進まないわー。頑張りまーす。 対談 大河ドラマ「光る君へ」の色いろ  諌山恵美氏(日本画家)・朧谷壽氏 <共催:NHK福井放送局>  平安大河の年ということで、このようなスペシャル企画が実現して大変喜ばしい限り。朧谷先生によると、当初提案した企画は「『光る君へ』の裏話」だったそうで速攻却下されたと。そりゃそうやろ(笑)と思いつつも、ちょっと聞いてみたかったかも。  諌山さんは今大河の衣裳・デザインの原画を描いていらっしゃるお方。

大河「光る君へ」(45)はばたき

 あと三回かー。なのにここに来てまたもや怒涛の展開っぷり。あと半年くらい続く勢いじゃないですかア!続けていいんですよオ!(魂の叫び) ※「源氏物語を読みたい80代母」のための企画です。最終回までこの形式で続ける所存。思いっきりネタバレ全開なのでご注意くださいまし。 お喋り役の平安女房ズは以下: 右近(右)、侍従(侍)、王命婦(王)、少納言(少) 侍「ねえねえ右近っちゃあああああんんん!」 右「なあに侍従ちゃん。いつもながら予想通りの始まりね」 侍「だあってえ!今回はホントに

源氏物語を読みたい80代母のために 50(源氏物語アカデミー2024レポ③)

 アカデミー二日目。土曜日の朝8時集合というスケジュールも、ホテル泊ならば全然どうってことない!ていうか皆さん来るの早すぎない?!  現地研修 国指定特別史跡「一乗谷朝倉氏遺跡・博物館見学」   解説案内 博物館主任(学芸員)宮永一美氏  一乗谷はGWにガッツリ行ったばかりなので余裕の私。だけど個人観光ではなかなか行かない分館のあさみゅーホールに入れたのは良かった。階段席ですごくキレイ。全員にイヤホンが配られ、そこで簡単な紹介動画を観て学芸員さんの説明を聞く。  母がいた

大河「光る君へ」(44)望月の夜

 ふわああああ来ましたね!望月!あいにくの曇り空でリアル望月は観られませんでしたが満足です。  それにしてもTwitter(x)トレンドに「望月」が上がるのは確実と思ってましたが、まさか「船場吉兆ささやき女将」が来るとは予想できませんでした(笑)。アレは囁かれてる方もいい大人でしたけど、後一条天皇は即位当時数え8歳ですしね、仕方ない。 ※「源氏物語を読みたい80代母」のための企画です。最終回までこの形式で続ける所存。思いっきりネタバレ全開なのでご注意くださいまし。 お喋り役の