見出し画像

今週何読んだ?(第8週)

もう「先週」何読んだ?にタイトル変えようかな…(書きかけで寝落ちした月曜日談)。

急に寒くなった今週(先週)。慌てて冬物の服を出し、夏物もようやっと片付けました。お布団や毛布出したり、サイズアウトしまくってる娘のお洋服も急いで揃えたりと、なかなか慌ただしかった記憶(もうすでに彼方)。
急に冬の雰囲気あり、秋はどこいったん…と寂しい限り。それ以外でもイレギュラーな予定があったりとなかなかにバタついていた一週間だったのですが、週末は安定の本屋さんで癒されておりました(危うく爆買いするところだった…あっぶねぇ)。そんな今週(いや先週)、私は何読んだのでしょーかっ?



『夢中さ、きみに。』

ダイスキ和山やまさんの一冊。読んではいたものの、まだ手元になかったこちら、娘はんに漫画購入する際に思わず衝動買い。かわいい林くんと二階堂くんの短編集。やっぱオモロイwダイスキww。娘ももれなくハマってました。あ、私は二階堂派です(どうでもいい情報)。
そういや『カラオケ行こ!』がアニメ化されるとのことで、期待半分・不安半分なのは私だけでしょーか…。


『引き出しに夕方をしまっておいた』

先週読んだノーベル文学賞受賞のハン・ガンさんの作品、こちらは詩集です。だいぶ前からずっと気になっていて手元に欲しいと思っていたんだけれど、今回のノーベル賞受賞で本屋さんに並んでいたのでえいっと 購入。
ハン・ガンさんの言葉は繊細で、同時にかなしさがあって、でも強さもある。美しい文章を書く人だと思う。
先週読んだ『すべての、白いものたちの』と共に、何回も読み返したい。


『図書室』

前から読もうと思って積んでた一冊をようやく読めました。
『リリアン』読んでから、岸政彦さんずっと好きなんです。狂おしいくらい好きかもしれん、何や知らんけどw。
関西弁で会話がずっと続いていくのが好き。乾いたような湿ったような、
冷めたような優しいような、岸さんの視点が好きなんやと思う。

表題作の『図書館』とともにエッセイが収録されているのですが、
そのエッセイ『給水塔』、とても好みでした。
”何が更生やねん、二回目やんけ。” ってとこ、かなり好きw。
岸さんのエッセイもっと読みたい。
「千里ニュータウン、一九八七年から現在」が締めにふさわしく、
ああ、だからこのエッセイは『図書室』と一緒に収められたんだな、
と思った。

『断片的なものの社会学』をずっと読もうと思っていて、まだ読めてない。
多分ものすごく好きな予感が今からしている。
岸先生の元で『社会学」学びたかった。そしたらもっと違う歳の重ね方ができていたのかもしれない、と思ったり、思わなかったり(どっちやねん)。

『言葉の舟』

前からずっと気になっていて、本屋さんで手にとったらやっぱり買ってしまったコチラ。まだ読んでいる途中だけれどすごくいい。
「140文字小説」というジャンルについては、ミステリやホラー的なもの、ショートショートの超ショート的なものみたいなイメージしかなかった。
だけど、ほしおさなえさんの140文字は、自分の深いところに眠っていた記憶の欠片的なものをすっと掬い取ってくれるような、詩や短歌に近い、「ことば」を濃縮したもの、のような気がする。

表面的な言葉でなく、自分の感じたことのみなもとを探っていくということ。それがしたくてずっと文章を書いている。おそらくはそのほとんどが自己満足に終わるものだけれど、そのうちのほんの一片だけでも、誰かが何かを感じてくれるものになればいいな、と願いながら。


そんなわけで今週(だから先週)は4冊(うち読みかけ1冊)読みました。
あ、そういやもう1冊読みかけてたけど、それは来週(今週)にでも。
先週(先々週…あーややこしい)の読書がかなり濃密体験だったので、
その余波か、今週(だから先週…しつこい?)はあまり読めなかった気もする。まあなんだ、兎にも角にも、来週も読書を楽しめますように。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集