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少年の恋にほっこり。そして、美しきアイスダンス。
映画『ぼくのお日さま』を観ました。
スケートリンクに浮かぶ、やわらかい光。
氷を滑る音。
心地よい空間。
少年のあどけない表情と友達との会話、初々しい恋。
どれもが微笑ましく、愛おしい。
見ていて、自分の少年時代を懐かしんだ。
なんだか思い出が濾過されたようにも思える。
少年の、正直で傷つきやすくもある純粋な心。
フィギュアスケートを習う少女の、思春期が故の、時折見せる残酷さ。
心揺らぐコーチ。
そんな3人の、喜びに満ちた銀世界は、まるで彼らだけのものだった。
そして、季節は移り変わっていく。
成長していく。
子供も大人も。
寒い日に飲む温かいスープのように、ほっこりとした気持ちになりました。