段階的な目標設定で起業を現実のものに!
フードスタイリストの河合真由子です。
わたしがフードスタイリストになるまでというテーマでこれまで記事を書かせていただきました。
フードスタイリスト、フードコーディネーターを目指したいのに、技術や知識を学べる学校はたくさんありますが、「具体的にどうやったらなれるのか」というのは、未だに情報が少ないです。
わたしも少ない情報のなかからあれこれ試行錯誤でここまできていますので、これから目指す人達にとって、どんなふうにしたらなれるのかがわかる情報を発信していきたいとおもっています。
ご無沙汰しております。
前回の投稿から少し時間がたってしまいましたが、先日、会社をつくりました。
経営者になるというのは、実は20代の頃からの夢でありました。
誤解のないようにお伝えすると、実は「料理の仕事で独立」よりもずっと前に経営者になるという目標がありました。
ですので、ずっと胸に抱いていた目標をついに叶えることができました!
今日は、私自身のこれまでを振り返りながら段階的な目標設定の仕方についてお話をしたいと思います。
実は、私は20代の頃に、とある方に「将来は経営者になりたい」とお話したところ
いきなり経営なんて無理だねと冷たくあしらわれたことがあります・・・(涙)
なんて冷たい人なんだ!とその頃はおもっていましたが、冷静に考えると、たしかに「いきなり」は無理なんだなと
今の私なら納得できます。
今日のタイトルにあるように、目標って高いところに設定しすぎると、遠すぎて、そして具体的イメージが乏しく、
そして・・・自滅します。
ですので、あくまで最終ゴールは高く描きながらも、一歩一歩すすめるように段階的な目標を決めることをおすすめします。
わたしがフードスタイリストになるまでの目標設定は大きくわけてこのようでした。
初期の頃(創業間もない頃、副業でOLをしていた時代)<3年>
2012年〜最初の仕事を始めていますので、そこから約3年ほどは、右も左もよくわからない時期。
この頃は、まずは完全にこの仕事だけで食べていくことが第一の目標でした。
私の場合は、随分と回り道をしまくったため、トライアンドエラーな3年間でしたが、この時期に本質を見極める目を養えたとおもっています。ビジネスの本質、人としての在り方、人間の欲求の本質など、実体験を通して学べました。
独立してからですが、ブランディング、マーケティングを一から学んで実践し、本業の技を磨くとともにしっかり作戦を練って活動してきたことが次のフェーズへの移行にもつながったかと思います。
完全独立した時期(一クリエイターとして付加価値をあげることに特化していた時代)<3年>
完全に独立してからは、とにかく、自分のウリのポイントをしっかり意識し、目の前のお客様を勝たせることを目標にがむしゃらに働きました。ほぼ、記憶がない期間です。この頃になると、あまり自分が売れたいということを考えていませんでしたが、考える隙間がないぐらいにただただ求められることに対してそれ以上のものをアウトプットするために、自分の時間を可能な限り費やしました。
ある日ふっと気づいたら、周りからの見え方、評価、扱いが明らかにその前の段階より変わっていることに気づきました。
狙ってやっていたわけでなく、実績を積みあげたことで、自然とそういう見え方になったのだとおもっています。
法人化を意識し始めた時期(ディレクターとして協業や共創して社会に付加価値をもたらすことを意識し始めた頃)<2年>
元々、飽き性でもあるため、ずっと同じ箇所にとどまることは苦手です。一フードスタイリストとして、それなりの評価も受けるようになってきましたが、だんだんとお取引先の規模感や関わるプロジェクトの内容、そして依頼される内容も広がってくるにつれ、他社と協業、共創することで社会により価値のあるものを提供していきたいとおもったのがここ2年程のお話です。
そして、そのためには、個人でいるよりは法人にしてしまったほうが必然的に周りからの見え方もかわってくるであろうということで法人化を意識しはじめました。
形だけの法人ではなく、きちんと組織として動くことを頭にいれ、盛り付けのメソッドも体系化して講座として販売したり、事務作業をアウトソーシングしたり、アシスタントの昇給制度なども整え、仕組みづくりをおこなったのが2020年後半になります。
これら全てが最初から計画的に行われたわけではなく、私の場合は、動きながら考えながら都度目標を定めてこれまでやってきました。
ただ、大体2〜3年スパンで徐々にフェーズが変わっていることがわかりますね。
私はまだ法人の代表としては1年目のひよっこです。これからも新しい目標を定めて邁進していきたいとおもっています。
慢心は最大の敵であるといつも肝に命じています。
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