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アシスタントに応募するよりも大事なのは自分棚卸し


フードスタイリストの河合真由子です。
わたしがフードスタイリストになるまでというテーマでこれまで7つの記事を書かせていただきました。
フードスタイリスト、フードコーディネーターを目指したいのに、技術や知識を学べる学校はたくさんありますが、「具体的にどうやったらなれるのか」というのは、未だに情報が少ないです。
わたしも少ない情報のなかからあれこれ試行錯誤でここまできていますので、これから目指す人達にとって、どんなふうにしたらなれるのかがわかる情報を発信していきたいとおもっています。

アシスタントへの応募がすべての近道とは限らない

フードスタイリストやフードコーディネーターを目指す人にとって、一つ目指すのがすでに現役で活躍している人のアシスタントになること。ただ、これは私個人の考えですが、必ずしもアシスタントになることがすべての近道ではないとおもいます。
実際、私自身も2回程アシスタント採用に応募したことがありますが、結果、どの先生にもいわれたのが、「あなたなら自分でやれるでしょ?」でした。ですので、私の場合は特定の先生の下についたことがなく、今に至ります。

私は、2度、採用を断られたことから、あらためて自分が何をやりたくて、アシスタントになりたかったのかを考え直しました。


そのときの経験から、とりあえず、アシスタントになれば・・・という考えは一旦おいておいて、それよりも、まず大切なのは【自分棚卸し】ではないかとおもいます。


わたしが実際におこなった自分棚卸しは以下のとおりです。




・自分の立ち位置を知る

・自分のできること、やりたいこと、好きなことを棚卸しする

・あらためて自分のやりたいことの答えがアシスタントになることなのかを問いただす。

補足)勉強と仕事(実務)は切り離して考える。



まずは自分の立ち位置を知るということ。年齢的にみても、すでに34歳だったわたしの場合は、どう考えても使いづらい。そして、すぐに自分でビジネスモデルを考えてなんでも形にしてしまう癖があったので、誰かに仕えて仕事をするということはそもそも無理であると気づきました。

そして、当時は全くの未経験であり、料理もそこまでうまくなかった私でしたが、そんな今の自分でもできること、将来的にやっていきたいこと、そして自分自身がやっていてワクワクすることななんなのかを徹底的に突き詰めました。

その上であらためてアシスタントになることを考えると、その答えは流石にノーでした。

また、アシスタントになることの一つに、学びや経験を得たいという理由があります。その学びや経験は特定の先生の下の専属アシスタントにならなくても得られる方法があります。
例えば、スタイリングやフードコーディネートの勉強ができるスクールはたくさんあります。また、専属のアシスタントでなくても単発で撮影のお手伝いをしてくれる人を探している方はいらっしゃいますのでそこで経験を積むこともできます。

前回の記事でも書きましたが、最初のうちは、学びと報酬を得る仕事は少し切り離したほうがバランスがとれるとおもいます。
また、アシスタントになればなんでも教えてもらってなんでも学べるとも限りません。(それは、本人の姿勢と努力次第です。)


わたしの場合は、お金を払ってでも学びたいことはきちんとお金を払って真剣に学ぶ(そのほうが教えるほうもいい加減な気持ちで教えられません。)、報酬を得ておこなう仕事は、例えアシスタントであっても、いただく報酬以上の貢献をしなければいけないと、割り切ってやっていました。


すべての答えは結局自分の中にある

目下、いろんなお立場の方から、食の仕事につくには?とご相談を受けることがあります。
会社員から転職パターン、新卒で進路を迷うパターン、全くの異業種から転職などいろいろな方がいらっしゃいますが、結局、答えを外に求めてもそこに明確な答えはないと思います。
すべての答えは結局自分の中にしかない。そして自分自身の決断を後付で正解にしていけばいいだけのことかとおもいます。

-今日のまとめ-
・とりあえずアシスタントになればどうにかなるという考えは捨てる
・自分の立ち位置を知る
・自分のできること、やりたいこと、好きなことを棚卸しする
・最終的に自分自身の決断は自分で正解にしていけばいい


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河合真由子|食マーケティングコンサルタント&社会人院生
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