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自分なり、思考の整理方法
考えることがたのしい。
自分の考えを文字にするその過程がたのしくて、没頭している時間はとてもはやい。
始めてしまえば、いつでもその時間に入り込むことができ、とびきりの自由さえ感じる。
『思考の整理学』で有名な外山滋比古さんは、なにかと“自分のあたまで考える”ことを謳っており、わたしもそれを大切にしたいと思っている。
だから、自分なりの思考の整理方法を振り返ってみた。
〈自分なり。思考整理の仕方。〉
1) まわりをよく見る。
2) 心がよくも悪くも動いたときに、メモをする。
2) 考えが浮かんだときにも、メモをする。
3) たまったメモたちは考えの基盤となり、再び時間差で同じことを考えたとき、深くなったり繋がったりする。
4) その中から、ある程度深くなりきったものや、自分的に発見だと思った考えを、文章にしてみる。
5) 文章にする過程であたまの中が整理されていく。
メモは単なるメモだから、その時点では文章になってくれていない。メモを通過地点として色々な言葉でつなぎ合わせ、あたまの中のそのままを表す文章は何かと考える。
それができたとき、一種の達成感さえ感じる。
“問題ー解決”のような枠組みの中で考えるのでなく、ひとつテーマを決めて、その1つを意味もなく深く考えていくことが楽しい。
フランスのバカロレア試験のようなものなのか。よく知らないけど。
一人でノートに向かって悶々と考えることとは違うし、考えることと悩むことも違う。せっかくなら、あたまの中だけでもイキイキさせておきたい。
イキイキさせるもさせないも、自分のほんの少しの、生活の見方を変えるだけだと思う。
日常の見方をどう変えればあたまがイキイキするのかを、探していきたいし、文字にして伝えられるようになりたい。