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可愛邪推
2023年4月15日 09:35
24歳の時に、たった1人の肉親である父が他界しました。その時の心境を私小説としてブログにまとめていたものと、幼い頃の記憶から受けたものを何とか形にしたいと思い、ネームとか色んなものをすっ飛ばして書き上げました。小説とか小説じゃないとかそんなものじゃなくて、自身が書かないとクリア出来ない問題なような気がずっとしていて、1番最初に人前に提示する作品はこれしかないと思っていました。次回作からはいよいよ
2023年4月15日 09:16
親族一同は部屋に通されて、台の上に載せられた父のものと思われる遺骨と対面した。係の人の指示で、血の繋がりの濃い順に並べられ、台を取り囲むように配置された。はしを順に回して遺骨を拾い上げ入れ物に入れていく。叔父が祖母に向かって父は痩せ型だから骨が少ないだの雑談をしているのを黙って聞いていた。入れ物にそれらが収まると、私達は一礼をして部屋を出た。外は、夕暮れが近づいてきたのか一段と寒くな