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若き日の選択 なんだかわかんないもの

何だかわかんないものに参加しようと思うでしょうか、ふつう。

思わないでしょう。

だけど、三十数年前の自分は参加したのだった。

若さって本当に素晴らしいと思う。



その当時、東京体育館のトレーニングルームでトレーニングをしていたのだった。

あの頃はまだスポーツジムはあまり無く、公立のトレーニングルームに通うのだった。

その時、館内放送で、

「これからエアロビクスを行います。参加希望の方は、〇〇に集まってください」と。

エアロビクスってなんだ?

見たことも聞いたこともなかったが、

なんだかわからんのに参加しようと思ったのだった。

なんだかわからんのに参加した自分は、本当に若くてポジティブだったと思う。



やってみて、心底驚いたのを良く覚えている。

インストラクターのまねをして、必死でついていっただけだったが、

気が付いたらあっという間に1時間経って、汗びっしょりになっていたのだった。

こんなに汗びっしょりになるのは大変なことなのに、気が付いたら汗びしょびしょになっていたのだった。


これは本当にいい運動だなあと思ったのだった。

感動した。

こんなに汗をかける事ってなかなか有るものじゃない。

エアロビクスをやろう、と思ったのだった。

どこに行けばできるのか友達に聞いたら、ティップネスがいいよ、と言われたので、

すぐに入会してエアロをやる様になった。


ティップネス渋谷店の1階オープンスタジオは、楽しく誇らしく刺激的な空間だった。

1階にオープンスタジオとショップとフロントが有るので、

フロントで何か言っても聞こえやしないのだった。

あの当時はみんな派手なウェアを着ていた。

今では考えられない様な派手なウェアを着ていた。

ダボダボした短パンにTシャツなんていう人は一人もいなかった。


ひぇ~、みんなかっこいいなぁ、と思ったのだった。

自分も上手くなりたいと思ったのだった。

週に7日ティップネスに通って、1日1~2本のエアロをやったのだった。


あの当時、スタジオ内は男女半々だった。

ジムに行く若い男性もみんなエアロをやっていた。

そして、エアロビクスはたくさん走るハイインパクトが主流だった。

走りまくっていた。

そのうち、競技エアロにもハマってしまって、大会に出まくったのだった。

そしてとうとうインストラクター養成コースに通ってイントラになってしまった。


イントラとして週に13本のクラスを持ち、インストラクター専業でやっていたが、

1本3000円くらいのギャラではとてもとても、食っていけなかった。

借金が何百万も出来てしまって、とうとうインストラクターを諦めたのだった。

その後、自分で会社をはじめて仕事ばかりの生活になり、全く運動をしない20年を過ごしてしまった。

そこで病気を得てしまい、仕事を断念し、年金を貰ってアルバイトをする生活になった。

それを機会に再びジム通いを始めて、久しぶりにエアロビクスを受けて見た。

けれど、エアロがすっかり変わってしまっていたのだった。

スポーツクラブのエアロビクスはローインパクトばかりになってしまった。

ハイインパクトはほとんどやらなくなってしまったのだ。

その代わりに、ダンスの様なエアロビクスが増えてしまった。

動きが軽すぎて汗びっしょりにならないのだ。

運動強度が低すぎるのだ。なんじゃこりゃ、、、、。

一体何をやっているのだろう、と色々なインストラクターを受けて見たが皆同じだった。

仕方が無いから自分でやろう、と思った。

レンタルスタジオで自分1人でやる事にした。

それから5年近く経つが、今では受けに来てくれる人も増え、

身体を鍛えたい男子の為のハイインパクトエアロビクス、ということで、

毎週楽しくエアロビクスをやっている。

メンバーは30代、40代の男性で、昔からエアロビクスをやっていた50代の人も来ている。

昔からずっとエアロビクスをやっていた人は50代になってもまだまだ全然動けるし、

動作も30代よりもずっときちんと動けている。

この年齢になってもまだ、ハイインパクトエアロビクスのインストラクターを

出来ているのは本当に幸せな事だ。

今から40年近く前の自分が、何だか分からないのに参加してみようと思った事が、

全ての始まりだった。

本当に若き日の自分に感謝したいと思う。


息が上がるくらいたくさん走る高強度で、

男子の為のシンプル動作のハイインパクトエアロビクスのサークルです。

身体を鍛えたい男子はぜひ、参加してください。


鍛えたい男子の為のエアロビクスサークル






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