ブライダル映像はスピード勝負
ブライダルの撮って出し編集に関してになるが、スピードが速いと判断が速くなる。丁寧に編集した方がミスがないと思いきや、スピードが速いと迷いがない分編集に無駄がなくなる。
なので編集は早くなる方がよいのだろうか?
最近は何事も簡単に結論は出さないようにしている。無駄がないやスピード重視というのをベースに物を作るのは商品としとは大事だけど、作品としては何かを失っているような気がするのだ。
ハッとするような作品には常に余白があるし、余白こそがその人らしかったりする。
本でもフィクションは本筋以外の与太話にこそ作家の個性があったり、新書の類でも註釈に作家が何を読んできたか個性が出ていたりする。
ビジネスパーソンに必要なスキルを覚えるより余白を作り出せるようになる方がよっぽど人生にとっては大事なのだ。
わたし自身は編集スピードが速い方だけど、教える時に過度にプレッシャーやルールは感じさせないよう気をつけている。
(とはいえルールがないことに不安を覚えることも多いようでその辺は難しい)