「漢字が思い出せない」というのが増えていると感じます。これは、認知症が進んでいるとかそういう大袈裟なことでは多分なく、漢字を書く機会がめっぽう減ったということだと思います。
完全に推測ですが、毎年10字〜30字くらい記憶からこぼれ落ちているような妙な不安があります。日記を書いているときに、書けない漢字が出てきてスマホで調べることが増えました。
小学校〜高校生までは、本人の希望とは裏腹に漢字をたくさん書く習慣がありましたが、大人になると住所とか買い物メモくらいにしか漢字を書く習慣がないですので、漢字力はどんどん失われていると思います。
常用漢字はいくつあるかご存知でしょうか?
常用漢字は、2,000字近くあるそうです。小学校ではその半分の1000文字習うそうです。大人になると、何文字くらい書けるでしょうか。文部科学省のホームページに興味深いページがあったので、見ていきたいと思います。
1年生で習う80の漢字
小学一年生で習う感じは、流石に全部書けそうです。訓読み音読みも流石に全部できるような気がします。だいたいクリアとして良いでしょう。
しかし、外国人になったつもりで改めて見てみると、ここに書いてある漢字を覚えるだけでもかなり苦労しそうです。漢字を書けるだけではなく、読み方まで覚えるとなると、想像を絶するように思います。
2年生で習う漢字160字
ここから画数の多さが一気に上がりました。汽車の「汽」の字とかは、久々に見ました。この漢字、習っていたんですね。二十歳超えてから一度も書いたことがないように思います。
画数は1年生と比べると多いですが、1文字1文字眺めても、書けなさそうな感じは今のところありません。2年生の漢字でひいひい言っているようでは、この先が思いやられそうな気がします。2年生もクリアで良いでしょう。
3年生で習う漢字200字
3年生の漢字も、書けと言われたら書けそうな漢字がほとんどを占めています。「童」という漢字は、久々に見ました。「わっぱ」。3年生の漢字から、変則的な訓読み含めて全部読めるかというと少し怪しいような気がします。
皆さんはいかがでしょうか。ここまでなら楽勝でしょうか。
4年生で習う漢字200字
続いて4年生です。
「郡」「芽」「唱」あたりは、久しく書いていなかったですが、まあ書けと言われたら書けると思います。今は、漢字を見て書けそうかどうか自己評価していますが、いざ200問書き取りクイズを出されたら群馬の群と郡山の郡の字を間違えるとか2〜3問は間違えてしまうかもしれません。
とはいえ、正解率は高いと思います。
5年生で習う漢字185字
5年生から、少し難しい漢字が出てきたように思います。大人になってから久しく書かなくなってしまった字をたくさん見かけます。「衛」「則」「俵」は、久しぶりに見た漢字です。今後も書く機会は少ないような気がします。
脳トレの一環で小学校の時の漢字のドリルを始めるとしたら、ウォーミングアップで5年生くらいのドリルから始めたいですね。ここで全問正解できないようだと、1学年遡る必要がありそうです。
6年生で習う漢字181字
6年生の漢字はいかがでしょうか。いくつか書けなさそうな字があります。「閣」の字は書ける自信がまずありません。閣僚の閣の字だったんですね。言われてみれば思い出します。日頃書くことはまずありません。「后」「穀」「蚕」「奮」は間違える気がします。
まとめ
小学校で習う漢字を久々に見返してみたところ、一度覚えたら20年経っていますが意外と忘れていないという事実にホッとしました。しかし、習ったはずの1000字の中でもう書けなくなっている漢字がいくつかあるのも事実ですので、書けるようになりたいとは思いました。
大人のデジタルデトックスとしての漢字練習帳、今後はやるような気がします。
おしまい!