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金儲けのすゝめ/ペテン師の存在証明


金儲けは目的に据えるべきだ。

手段A?     【金儲け】
手段B?  →    目的
手段C?  
↑↑
現在

金儲けの目的化 概念図

金儲けを目的にすることの効用は次の2つ

まず金儲けを目的にすると、金儲けという目標を達成するため様々な手段を考えるようになる。
多様な趣向を凝らし人々を惹きつけるために学を深めていく。
世に出る商品に新たな工夫がなされ世の中が便利になっていく。
結果、その人間の世界と世の中が共に豊かになっていくのだ。

次に金儲けを目的にすると、金儲けをほどよく遠ざけることが出来る。
金儲けは目的であるから、手段をワンクッションにして金儲けが遠ざかるのだ。
結果、短期的な金儲けではなく中長期視点に基づいた金儲けが可能になる。

この2つが金儲けを目的にすることの効用である。


金儲け手段化の問題点


世の中に出回っているビジネス書では、
金儲け手段化のすゝめばかりがなされている。

だが、金儲けの手段化に大きな問題点がある。

金儲け →   ???
手段
  →    目的
↑↑
現在

「金儲け以外の何かを目的に据えなさい」 金儲け手段化の概念図 


金儲け手段化の問題点は、現在と金儲けまでの距離が近くなりすぎるということだ。

金儲けの手段化は「たかが一手段」として安易に金儲けを捉えてしまうようにさせる。
さらに現在の自分から直近の位置に金儲けを据えてしまうので、短期的な利益を獲得して次の目的に進もうとする。
結果、金儲けが短期的なものに終始して、短期的な投機などに走り、公共全体の利益に寄与しないことを行いがちだ。



金儲け目的化のすゝめ

翻って、金儲けの目的化はどうだろうか。
もう一度点検してみよう。

手段A?     【金儲け】
手段B?  →    目的
手段C?  
↑↑
現在

金儲けの目的化は、現在と金儲けの間に手段というワンクッションを挟み込む。
したがって、金儲けの目的化は金儲けを自分から遠ざけるという効用がある。
さらに金儲けの目的化は、中長期的な金儲けを志向させ、そのための創意工夫が世の中に創造される。

誰も今までやったことのないことが世に登場する。
誰も気づかなかったことが言語化される。
創意工夫で利用者の心奥がクスリと笑う。
そんな稀有なる一瞬が金儲けの目的化によって訪れる。


では、御託はこれくらいにしよう。

実際に金儲けの目的化と、
その効用たる「金儲けを自分から遠ざける」「創意工夫が世の中に創造される」「利用者の心奥がクスリと笑う」を世に創造してお別れだ。

手段A?     【金儲け】
手段B?  →    目的
手段C?  
↑↑
現在

   ↓↓
   ↓↓
   ↓↓
 【金儲け目的化の効用】
「金儲けを自分から遠ざける」
「創意工夫が世の中に創造される」
「利用者の心奥がクスリと笑う」

金儲け目的化の概念図と金儲け目的化の効用

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