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AI時代のシン冷戦/「国力=人口」へのルネサンス

20世紀は「国力≒軍事力and経済力」の時代だった。
例え小さな国であっても、経済の裏付けのある強い軍事力を持っていれば外交で風上に立てる。
だから、20世紀は「国力 ≒ 軍事力and経済力」の時代だった。

翻って、
21世紀は「国力=人口数」の時代だ。

21世紀においては、
人口数の多い国家が国際社会の中で強い影響力を誇る。

例えば中国。

中国は13億もの人口を有し、
統制色の強い社会体制も手伝い、人民の個人情報を政府が把握できている。
そして、人民の個人情報は人々の行動パターンを分析解析する原料となる。
人々の行動パターンを分析解析できれば、人工知能の開発が進展する。
そのため、いまや中国はAI開発で他国を寄せ付けない存在になっているのだ。

現下世界においては、AIを制するものが世界を制す時代である。
したがって、人口が多いことによってAI開発で先んじた中国は世界を制す確率がもっとも高い国家だといえよう。

つまり、21世紀は「国力=人口数」の時代なのだ。

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