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世界に不可欠なものは、歌? 【不可欠級講義】


歌こそがこの世の中に不可欠なものである。


世の中に不可欠なものは歌。

どういうことか??
説明しよう。


歌という漢字を分解してみよう。

可 欠
可 

歌という漢字を分解すると…

聡明叡智な読者はもう話しが見えたのではないだろうか。
実のところ、世の中はものすごく単純なのだ。

歌を分解すると、
二つの可と一つの欠になる。

二つの可 と 欠

ふたつの可 と 欠

ふ   可   欠

不   可   欠

よって、
歌   =  不可欠

したがって、
世の中に不可欠なものは歌。


漢字はもちろんのこと、文字ないし言語というものは先人の叡智の結晶だ。
わけても表意文字と表音文字のハイブリッドで構成される日本語には、叡智がぎっしりと詰まっている。
言葉の意味を知りたくなったら、漢字分解・文字分解すれば解決できることが多い。
言葉に込められた先人たちの叡智を、日本語なればこそ堪能できるのだ。
これを使わない手はない。

だが残念なことに、英語教育が盛んに喧伝され、日本語離れが顕著だ。
これは叡智の図書館を解体する行為に他ならない。

英語のかわいらしい先生には申し訳ないが、英語というのは中身が空っぽの文字である。

英語は文字分解しても発見できることは乏しい。
英語とは先達の知恵が込められていない無味乾燥な言語なのだ。

そうなったのには明確な理由がある。

一神教という強い宗教教義にとって、先人の叡智や真理が込められた「文字」というものはすこぶるタチの悪いものだったため、凄まじい文字狩りがなされたのだ。

実は表意文字がまるで残っていない欧米というのが、世界的に特殊な地域なのである。

文字の中に叡智や真理を見出せない言語表音文字だけの言語は、人間を迷走させ、ついには頽落させる。
言葉が社会の羅針盤たる役割を放棄しているからだ。

翻って、
日本語には羅針盤としてのとても強い力がある。

だから、
だからこそ、
この夏、もっと日本語を熱く熱く活用するべきではないだろうか。

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