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なぜ台風10号でメディアは空騒ぎするのか?

台風10号がやってきた。
とはいえ本州中葉からかなり逸れそうだ。

予定調和の大山鳴動のち熱帯低気圧。

ここ5年ばかしで何度も何度も繰り返されてきた空騒ぎ。

一体、なぜメディアは台風などで過激な報道をするのであろうか?

結論を先取りすれば、
「有事…、における人間の行動パターンを把握したい」からだ

今朝は軽めに語ってみよう。

AI開発とコロナ事変


AI開発が軌道に乗っている。

1995年にインターネットが普及して、人間の情報をIT回線を介してデジタルデータとして吸い上げることが可能になった。
デジタルデータとはAI言語であり、AI開発に最も相性の良い情報規格なのだ。
だから、1995年以降AI開発は一気に加速したのである。



AI開発に必要なものは人間の行動パターン。
どういう時に、人がどういった行動に出るか。
少し学究的かつ佐藤優的に述べるなら「どういうインプットに対し、どういうアウトプットを返すか」をAI開発者は欲しているのだ。

因みに、
魚は頭から腐るらしい。

人類がどういうインプットに対し、どういうアウトプットを返すかが分かれば、
それに模した人工的な頭脳、すなわちAIを開発できるようになる。

だから、IT革命@1995以降に人間情報がインターネット回線の中でデジタル化され、IT企業に収集されてAI開発は加速していく。
結果、
1995年から20年を経た2015年ごろ、
IT企業にはビッグデータと言われるほどの膨大な人間情報が収集されるに至る。

だが、一つ問題があった。

それはその膨大な人間情報はくまなく「平時の情報」だったということだ。

人間の行動パターンは次のように大きく2つに分かれる。

① 平時の行動パターン
② 有事の行動パターン

人間の行動パターン 2分類

1995年から2015年までの期間で、
①の「人間の平時の行動パターン」はおおむねIT企業が把握した。

スマホによる位置情報。
検索エンジンによる「誰が、何を知らないか」といった知識情報。
SNSによる思想情報。

これらを掛け合わせて、IT企業は人々の平時における行動パターンを把握したのだ。

だが、ここに一つ問題があったことはすでに述べたんだった😉

問題は、
その膨大な人間情報がすべて「平時の情報」だったということ。



AI開発とコロナ事変 第2波


AIを開発するということは、人間の行動を再現するということ。
人間は平時と有事で行動がガラリと変わる。

台風が直撃してくるのに、ドのつく真夏日JR千里丘駅から徒歩35分かけて「ららぽーと EXPOCITY」カツ丼食いに行くバカは私を置いて他にいない。

有事において生物学的人類JR千里丘駅から徒歩35分かけて「ららぽーと EXPOCITY」790円のカツ丼を食いにはいかないのだ。

ららぽーと EXPOCITY フードコート
「エペ」 とんかつが絶品!

北新地に本店を構える本格的なとんかつ屋さんだ!


5年ぶりに見る観覧車は大きい!


台風でも、芸術は小さく爆発だ!


このように、
人間の有事における行動パターンというものは非常に入手が難しい代物なのだ。



AI開発とコロナ事変 第3波

IT企業はこの「有事」における人間の行動パターンが欲しくて欲しくてたまらなかった。
これが2018年ごろのこと。
すでに平時の行動パターンは大枠において収集できた。
結果、人間を模して、部分的に人間の脳力を超えたAIがちらほらと誕生している。

オセロ、囲碁、将棋・・・

平時における人間の行動パターンを収集した結果、平時の人間の思考と行動は解析されているのだ。

いささか逆説的になるが、これらのAIソフトが人類越えを果たしたことで、平時の人間データがIT企業に掌握された、、と言えるだろう。

平時の人間データを掌握したIT企業は、次に有事の人間情報へと食指を伸ばそうとしていた。

2020年。
このタイミングでコロナ問題が勃発。

いわゆる一つの「コロナ事変」だ。
いみじくも、2919年に4Gから5Gへの切り替えがなされ、オンラインでより詳しい人間情報を収集できる土壌が整ったタイミングだった。
いみじくも、2019年にキャッシュレス決済が大々的なキャンペーンによって急激に普及して売買決済情報がデジタル化されIT企業にガラス張りになったタイミングだった。


かくして、
コロナ事変の中、
有事、すなわち非常事態の人間情報が、いみじくも急激に洗練されたインターネット回線によって、IT企業に収集されていったのだ。



中事の人間情報収集中!


コロナ事変によって、有事における人間の行動パターンもほぼ把握されつつある。
2019年以前に平時の行動パターンを把握されたことも鑑みれば、
コロナ事変によって、平時と有事の行動パターンをおおむね把握されたことになる。


だが、ここでもう一つ問題が生じたのだ。

人間の行動パターンは平時と有事の二者択一で割り切れるものではなかった。

平時と有事の間に、「中事」というべき行動パターンがあったのだ。

平時というには少し深刻であり、
有事というには少し太平楽。

そんな状況における人間の行動パターンがAI開発には必要だと分かった。

人間状態     情報の把握深度
平時の人間情報     ◎
中事の人間情報     ▲
有事の人間情報     ○

IT企業による人間情報の把握深度(筆者妄想推定)


そこでだ。

ここでようやく台風10号の話しに繋がった。

ここまで読み進めてくれた読者諸氏よ、ありがとう。


台風10号という中事情報


台風というのは、平時ではない。
かといって、有事でもない。
困った時のブルーハーツ的作文術である。

台風というのは、言うなれば「中事」である。

コロナ事変を経て、平時情報と有事情報を制したIT企業。
人工知能開発のため、
IT企業が次に欲しているのは、平時と有事の間に潜む人間の「中事情報」。
人間が中事においてどのように行動するのかだ。

だから、
これを知るために、台風10号を過激に報道させ、(←ここ重要🥴)
人々の反応をつぶさに記録しているのだ。


大手IT企業は知っていた。
台風10号が本州中葉を直撃せず、わずかに逸れていくことをビッグデータから当然知っていた。
だが、あえて真っ直ぐに報道させ、それがわずかに逸れる時の我々の反応をつぶさに記録しているのだ。

台風が直撃してくるのに、ドのつく真夏日JR千里丘駅から徒歩35分かけて「ららぽーと EXPOCITY」790円のカツ丼食いに行って、帰りにH&M2499円のノーアイロンワイシャツ買うのに2時間半沈思黙考する風来坊。

人間状態     情報の把握深度
平時の人間情報     ◎
中時の人間情報     ▲
有事の人間情報     ○

中時の人間情報が最終防衛ライン ここを取られたらオシマイ


中時の人間情報ファジーインフォメーションをめぐるIT企業と風来坊の戦いはまだ始まったばかりだ。

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