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モラルインフレ/MIT/21世紀のインフレ理論


目下の日本ではインフレが問題視されている。
わけても人件費の高騰とその延長線上にある「人手不足倒産」が深刻だ

今般の物価上昇は、従来の経済学では説明が難しい。
従来の経済学は、インフレを需要サイド要因のインフレデマンドプルと供給サイド要因のインフレ《コストプッシュ》に分類するが、そのどちらでもないインフレ要因が重なっているからだ。


確かにこの識者が指摘している「第3のインフレファクター」たる「情報インフレ」という概念も非常に有力だ。
だが今日は「第4のインフレファクター」である「モラルインフレ」を紹介しよう。

倫理観の頽落がインフレを招くのだ。

本記事では、
モラルインフレと呼ばれる最新の物価上昇メカニズムを説明する。

またもや世界初公開のインフレメカニズムだ。
実用性はもちろんのこと、ネタ性も出色白眉だと自負している。

インバウンドとスマホ歩きという身近なテーマから、倫理の退廃がインフレを招くメカニズムを鋭利に切り取っており、経済初級者でもスラスラと理解できるはずだ。

本記事を読んで、
道を譲ることがカネ儲けに繋がるという「真理」を肝に銘じてもらいたい。

では、倫理観を胸にカネ儲けをおっぱじめよう。


道を譲ることでカネは回る

道を譲り合うことは精神的なことだと思われがちだ。
だが、それは違う。
道を譲ることは極めて経済的な行為だ。

例えば、道を譲り合わない街を考えてみよう。

 人人人人
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道を譲らない街 イメージ図

道を譲り合わないと、人はスムーズに前に進めない。
どれだけ金持ちであっても、店に辿り着かないことにはカネは使えない。
したがって道を譲り合わない街では、店にたどり着くのに時間がかかって、客足の回転数が鈍りカネ回りが悪くなる。
つまり、倫理観が低く道を譲り合わない街は貧しくなっていくのだ。



道を譲るのは自分のため

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