珍竜軒/絶対に迷えないラーメン屋/阪急摂津市駅
何かと世知辛い世の中だ。
現代人は常に疲れ果てている。
あにはからんや、
歳40にもなると、目のかすみなど諸症状すらも襲いかかってくる、と聞く。
そんな時、駆け込んだラーメン屋にて煩雑なメニュー表に複雑な価格設定が掛け算されると、すなわちそれはプライスハラスメントである。
駆け込み寺のはずがそこには伏魔殿が広がっている。
21世紀日本では、もはやラーメン屋すらも心に潤いを与えてはくれないのだろうか。
いや、そんなことはない。
絶対に迷えないラーメン屋
珍竜軒さんは大阪は摂津市に軒を構える老舗のラーメン屋さん。
阪急摂津市駅から歩くこと3分・・・5分・・・ぐらい。
JR千里丘駅からも10分・・・13分ぐらいと2つの公共交通機関からの疾風迅雷なアクセスが可能であろう。
「パークタワー南千里丘」というタワーマンション直下にあり、これを灯火にすれば迷うことがあろうか。
まず地政学的見地から、
絶対に迷えないラーメン屋さんがここにあった。
地獄への使者が置き配して逃げ出すラーメン屋
だいたいがもって、
タワーマンション近辺のラーメン屋というものは、放っておいても一定の客が見込めるため甘えが生じ、その味を堕としていくと相場が決まっておろう。
地獄への使者といえば昭和においては矢吹ジョーだったが、
令和において地獄への使者といえばタワマンが最有力候補にあがろう。
旨い!
何よりも、
汁が旨い!!
瞬く間に、
呑んでもた!
40年の時を経て、
「どんでん」の気持ちが完全氷解だ!!
この珍竜軒さんのラーメンは、
細部まで作り込まれた味にいささかの慢心も妥協も感じられない。
地獄への使者も、とりあえずお代わりしてお茶を濁す滋味なるスープがここにあった。
不惑千里
珍竜軒はその店名こそユニークであるが、そのラーメンはいたって本格的。
メニュー表も「たった4行」と潔い鎌倉武士を彷彿させる。
タワーマンションの裏側にあるため、駅から迷うことは不可能な仕様。
「絶対に迷えないラーメン屋」という新基軸こそが珍しい。
アクセス詳細図
ーーーーJR千里丘駅ーー至・大阪
↑徒歩
↓7分・・・8分
ーー阪急・摂津市駅ーーー至・中津
徒歩↓
パークタワー↓南千里丘(35階建て)
↓3分・・・4分
✨「珍竜軒」✨
何かと世知辛い世の中だ。
現代人は常に疲れ果てている。
あにはからんや、
歳を重ねると、目のかすみなど諸症状すらも襲いかかってくる、と聞く。
そんな時、駆け込んだラーメン屋にて煩雑なメニュー表に複雑な価格設定が掛け算されると、すなわちそれはプライスハラスメントである。
駆け込み寺のはずがそこには伏魔殿が広がっている。
それは今や昔話。
「珍竜軒」に行けば桃源郷のなんたるかがわかるはずだ。
メニュー表でも数字の暴力が幅を利かすネオリベ社会。
せめて、ラーメン食う時ぐらいは数字とは無縁でありたいもんである。