なぜキリスト教は、日本で永遠に根付かないのか?
必要ないからだ。
言語秩序の日本
日本語はそれ自体がすでに宗教だ。
例えば、
「優しい」と言う字は、「人」「一」「自」「心」「友」に分解される。
「優」には「自分と友の心を一にして考えられる人になるべし」という意味が込められているのだ。
結果、文字によって概念並びに価値観が統一された。
構成員の価値観を一致させることで秩序が生まれ、共同体や国家ができる。
日本では文字が秩序を担保し国家を作っているのだ。
言語無秩序の欧州
他方欧州はどうだろうか。
欧州ではアルファベットないしそれに類する文字が用いられる。
abcdefghijklmnopqrcode…
アルファベットはそれ自体に意味がない、意味が空っぽの表音文字だ。
文字に読みはあるが意味は含まない表音文字だ。
したがって、日本語のように文字で構成員の価値観を統一できない。
当然、文字によって共同体の秩序を保てない。
だから、文字以外の秩序安定装置が必要になった。
そこで欧州ではキリスト教というとても強力な洗脳装置が必要となったのだ。
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