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自己紹介は組織への帰属意識を高めるはじめの一歩になる

今日はオシロさん主催のコミュニティマネージャー交流会に参加した。オシロさんは以前も紹介した、コミュニティマネージャーの業務支援サービスを展開している会社だ。イベントに参加すると、様々な業界のかたとお会いできるのでスケジュールが合うときにはなるべく参加するようにしている。

オシロさんについてはこんな記事も書いてました↓

テーマは新規メンバーがなじむステップをどう設計するか、というまさに旬な話題だ。ちょうど、ぼくが関わっているいくつかのコミュニティは夏~秋に新規メンバー募集を行ったところだ。

新しい仲間が増えると、早く組織になじんでもらうために声をかけたり、参加しやすいイベントをかんがえたりするんだけど、なやましいのは属人的になりやすいこと。

だれかが一生懸命フォローをしてくれるのはありがたいんだけどね。そのひとに毎回動いてもらうのはさけたい。疲れちゃう。

そこで、ある程度型化された動きの中でなんとか結果をだしたい、と考えていたところこんなヒントをもらった。

自己紹介ができているメンバーは、早期退会しにくい傾向がある。

これはオシロさんで研究されているテーマのひとつだと聞いた。

コミュニティ運営者は会員数をKPIに持つことが多いけど、ひとを多く入れることと、なるべくやめない組織づくりを両輪で動かしていく。会社組織も同じか。

採用と離職防止は一緒に取り組まないと非効率だ。そして、実際のパワー配分を考えると、ひとを採用するほうがパワーやコストがかかっている印象があるので、やめない組織づくりに力を入れるのはコスパがいいはずだ。

しかし、先にのべたように打ち手に属人性が高まると再現性とコスパが共に低下するので、うまく型化を行い、効率よく運営したい。

自己紹介の推進に絞って打ち手を持つことはコスパ観点でもちょうどいいな。

ということで、参加者のかたたちから自己紹介運用のヒントを頂いたので印象的だったものをいくつか解釈もそえて紹介したい。

■キャラがわかるようなキャッチコピーをじぶんにつけてもらう

自己紹介って、何をどのくらい書けばいいのか迷いますよね。一度つくってみても本当にそれでいいのだろうかと投稿をためらったり。しかも、アピールするようなことが特にありません!と困るひともいるだろう。書くこと自体のハードルがある。

そこで、最低限の文字数で役割を満たす一手があった。
じぶんにキャッチコピーをつけるだけ、というシンプルなものだ。

確かに、自己紹介で大事なのはじぶんが何者なのかが伝わる&じぶんが他のひとにどう覚えてもらいたいのか、のタグが伝わることだ。

そう考えると、文字数を絞ってもよいのではないか、というアイディア。なるほど。文字数が減ると行動のハードルが下がるし、ZOOMの表示名にも書けそうで便利だ。ありだよね。

■運営メンバーが先に自己紹介をする

「自己紹介をしましょう」と告知をしても、どうやればいいかわからないという声はちょくちょく耳にする。所属する場にふさわしい自己紹介…なんて考えているうちにイヤになってしまうよね。

そこで、先輩が見本を見せる、という一手。

オンラインならば、どれくらいの文字量でどんな内容について書けばいいのか、見本があるだけでも行動のハードルがグッと下がるはず。

運営メンバーが率先して何人か書いておけたら流れもできて良いかもしれない。

■自己紹介したひとにソッコーでリアクションを返す

こちらは自己紹介のあと工程だ。せっかく勇気を出して書いたのに読んでもらえないのは残念すぎる。みんなきっとじぶんの自己紹介にリアクションがつくまでドキドキして一日に何回も投稿を読み返してるよね。

だから、メンバーの自己紹介の投稿をみつけたらすぐにリアクションをしてあげるという打ち手を組織プレイで行うのであーる。もちろんウエルカムモードでね。


コミュニティマネージャーの会にはムダな時間やアイディアがない。そこで話される内容は組織の大小やスキルの大小とは関係のないリアルな経験がベースになっているからだ。

知識はどこにでも転がっているけど、経験の一次情報は何倍もの価値を持つし、聞き手がそれぞれじぶんの持つ問いに即した気づきを得られる。要はすべての参加者がその場から学びを得ることができるのである。

コミュニティ、非常におもしろい。
出会った方々に感謝してさっそくヒントを取り入れよう。

それでは本日もありがとうございました。

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